
求人されていない仕事【さとゆみの今日もコレカラ/第562回】
昨夜は、新しい仕事のキックオフの集まりで、とても美味しいお店に連れて行っていただいた。
繁華街のど真ん中にあるおしゃれなその店は、19時にはもう満卓で賑わっている。中に入ると思ったよりも広くて、活気がある。
料理の説明に来てくれる人たちは全員20代で学生さんだと思われるのだけれど、みんなニコニコ楽しそうに接客していて、感じの良い人たちばかりだった。
こんなご時世、粒よりの学生バイトを揃えられるのはどうしてだろうと気になる。
店を出るとき、見送ってくれた店員さんに、「バイトの人たちは、どんなふうにこのお店を知って働くの?」と聞いたら、「社員はともかく、バイトは求人でくることはほとんどないですね」と言う。じゃあ、どうやって? と聞くと、ほぼ全員紹介です、と言う。
そりゃそうだよなあ、と思う。
以前、やはり学生バイトさんがイキイキと働いているお店で同じ質問をしたことがある。
そのときは「ここ、学生に超人気の働き口なんです。卒業してバイトを辞めるときは、一番やる気があって性格のいい後輩を店に紹介するんですよ」と言っていた。自分もサークルの先輩に誘ってもらった、と言う。そして卒業する時には、後輩にこの店のバイト枠を紹介できるように、いま一生懸命働いているのだとか。
いい仕事も、いい人も、「人」からしかやってこない。
ライターも同じだよなあ、と思う。
私は昨日ある編集者さんに、「いいライターさんいない?」と聞かれて、以前良い仕事をしてくれたゼミメンバーを紹介させてもらった。
いい仕事はだいたい求人されていない。求人される前に紹介で決まる。そして、いいライターは売り込まなくても前の仕事が次の仕事を営業してくれる。
なんてことを、帰りの電車で考えていた昨夜でした。
美味しかった! 楽しかった!
★今日もコレからは毎朝7時に更新して24時間で消えるショートエッセイです。今日もコレカラ良い一日を!
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繰り返しになりますが、常に目の前にいる人、取り組んでいる仕事を大切にすること。


