
憧れの仕事をしたのです【今日もコレカラ/第709回】
先日発売になった文芸誌「すばる」の11月号で、書評を書かせていただいた。
初めての文芸誌。そして書評。もう、しっちゃかめっちゃか嬉しくて、オファーをいただいたときは、喜びの舞を踊ったくらいだ。
すばるといえば、古くは森瑤子さん、佐藤正午さん、辻仁成さん、金原ひとみさん、原田ひ香さんなどを輩出した文芸誌である。
いただいたメールには「6枚でお願いします」と、ある。6枚!!!! 6枚キターーー! となる。
これは原稿用紙に換算して6枚ということ。いろんな作家さんの本の中で、文芸の世界では文字数ではなく「枚数」で数えるのは知っていたけれど、初☆体☆験である。萌える。萌えるよ。憧れていたよ。
締切までは1ヶ月。その1ヶ月間、ずうううううっとこの書評について考えていた。何を書こうかずううううううっと頭の片隅で考えていた。
幸せな時間だったなあ。
実際の書籍が届く前に編集部から薄い封書が届き、なんだろう、契約書かなと思ったら、なんと抜き刷りだった。自分が書いたページだけが印刷された紙面が入っている。
うわあ、こんなことしていただけるんだと、もうおのぼりさんのように嬉しくなる。
昨日、雑誌が届いた。
嬉しくてすぐに開封して、自分のページを読んだ。繰り返し推敲したし、ゲラも再校も何度も読んだ。これ以上は書けないというところで手放したつもりでいたけれど、入稿から1ヶ月経った今読むと、肩の力が入っているなと感じる。私の原稿にしてはすかすかしておらず(!)、みっちり詰まっている。
私の文章を「アイスカフェラテのようで、ごくごく飲める」と言ってくれた人がいたけれど、今回はエスプレッソダブルのアイスカフェラテになってるなと思う。
いただいた仕事のご依頼メールには、「telling,の連載を読んで」と書かれていて、私の過去の原稿に対してとても丁寧な感想が添えられていた。
過去の仕事が今の仕事を呼んできてくれるのだなあ。
また呼んでもらえるように精進しよう。改めて、ひとつひとつの仕事を丁寧に頑張っていこうと思った次第です。いつか毎月文芸誌で書けるようになりたい。
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