
同じことを聞かれても違うことを答える不思議【今日もコレカラ/第862回】
火曜日から、45人分、45分ずつのインタビューを受ける日々が続いている。
そこで、なんだかすごく不思議な体験をしている。
これだけ人数が多いと、同じ質問をされることがままある。
そのとき、同じ質問に対して、同じ答えを返していないことに気づいたのだ。
その前の話の流れによって、同じ質問に対する答えがyesだったりnoだったり、ummmmだったりする経験をしている。
Aさんに対しても、Bさんに対しても、適当に答えているわけじゃない。どちらかに嘘をついている気持ちもない。
それが、たったの数日、数時間の差でおこるものだから、つくづく、人は「あとから理由をつくる」生き物なのだなと気づいた。
質問される文脈が変われば、その文脈にそった回答を脳が導き出す。
どっちの答えもそのときの「ほんとう」だなあと思うし、だから「ほんとう」なんて、ないようにも思う。
貴重な経験。
今日の塚田智恵美さんの原稿も、そんな「共犯者」になる話です。
※「今日もコレカラ」は朝7時に更新です。バックナンバーが読めるようになりました。
【この記事もおすすめ】
人は、自分の「理由」を後から知る。他者との対話に導かれるように言葉が編み出され、その言葉が過去の意味をつくっていくことがある。


