
ここに来てなかったら、わたし【さとゆみの今日もコレカラ/第 218 回】
スケジュールが埋まっていくとしょんぼりする。なんでもできたはずの空白の時間はもうないのだ、と思ってしまう。
大学に合格した時も、内定が出たときも。嬉しい反面、もう、ここに行くしかないんだなあと、やはり少ししょんぼりした。
結婚した時も、そうだ。これでもう他の人と恋に落ちてはいけない身体になったのだ(一応)と観念した。ぷちしょんぼり。
選ぶと減る。目の前の道が一度ひとつになる。
でも選ばないと動けない。たくさんの道を前にして、一歩を踏み出せない。
なんてことを考えながら、終電間近のターミナル駅。視線を上げたら、「そうだ京都、行こう。」のポスターがあった。
ここに来てなかったら、わたし
明日もまた同じこと、
考えていたと思う。
結局、一度選ばなければ、明日も「一度選ばなければ」と、同じことを考えるのだ。
JR 東海には今でもときどきハッとさせられる。あと、ルミネな。
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「共感した」という感想は少なければ少ないほど価値があるはず。


