
私たちはライバルじゃない【さとゆみの今日もコレカラ/第391回】
ヘアライター時代。美容師の方達にお話をさせていただくとき、
「みなさんのライバルは、お隣の美容院ではないと思うんです。『髪よりも、ネイルやマツエクのほうが大事だよね』『カラーするくらいなら、新しい服を1着買いたい』と考える人たちに、どうすれば『髪って大事だよね』『おしゃれを髪から始めよう』と思ってもらえるかを考えていきましょう。本当のライバルは、同業者じゃありません」
という話をよくしてきた。そして、ここにいるみんな(私も含め)で、一緒に美容業界を盛り上げていきましょうと話してきた。
昨日は、『さとゆみ超集中ライティング講座』という名の、朝の9時から18時半まで、ほぼノンストップのセミナーをさせてもらった。そこで最初に話したものやっぱり「私たちはライバルではありません」でした。
私は自分がお伝えできることは全部お伝えしたいし、聞きたいことがあったら何でも聞いてほしい。みんなの役に立ちそうなことだったら、全部開示したいと思っていると最初にお話しした。

なぜかというと、ライターのライバルもやはり、ライターじゃないからだ。ライターの数はいつも足りていない。プロ野球の選手のような、椅子取りゲームの職業ではない。
編集者の方たちは、いつもいつも「いいライターいない?」と言っている。仕事が欲しいライターがたくさんいるのに、そんなことある? と思うかもしれないけれど、編集者が探しているのは「ライター」ではなく「いいライター=書けるライター」である。
「書けるライターは、どこにいるの?」
そう聞かれるわれるたび、悔しい。悔しいけれど、「書けるライター」がわんさかいないのも事実だ。だから、書けるライターさんには仕事が殺到しているし、それでも仕事は余っている。
先日ある企業の代表と話をしたら、「ライターが書く原稿の修正に時間をとられすぎるから、今後はインタビューを受けるのをやめようかと思っている」とおっしゃっていた。耳と心が両方痛い。
そう考えると、やはり。私たちはライバルじゃなくて、むしろ、一緒に切磋琢磨して「やっぱりプロのライターに頼むと、全然違うねえ」と言われる仕事をしていくために共闘(共切磋琢磨)していく仲間なのではないか。
やっぱり書く仕事はプロにやってもらわなければと思われれば、仕事も増えるはずだし、書き手への報酬も上がると思う。
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かつて、iPhoneが生まれ、素人誰もがそれっぽい写真が撮れるようになったとき。プロのカメラマンの仕事は早々になくなると多く人が言った。今では信じられないかもしれないけれど、当時はそう言われていたのだ。
でもいまや。
誰もが写真を撮れるようになったいまだからこそ、プロの写真の価値は断然輝いている。その歴然たる差を、誰もが知っている。
ライターの私たちも、そうなりたい。
原稿なんてAIに書かせておけばいいじゃんと言われない書き手になっていきたい。そのためにどうすればいいか、私たちみんなで考えていきたい。
そんな思いで、8時間コースのライティング講座を45人の参加者のみなさんと走り切りました。
講座の内容はすでにnoteに超長文でまとまっていたり(すごい!)、「#さとゆみ超集中 」で大量にX(Twitter)にポストされている。さすが書き手のみなさんのまとめ、面白い、であります。
感想の中に、「ブートキャンプだった」と書かれているのを見て笑ってしまったけれど、本当にブートキャンプ感ありました。

これからも、どうすれば価値のある文章を提供できる書き手になれるのか。みんなで一緒に考えていきたいし、考えてるだけじゃなくて、実際に書いて書いて書いて、模索していきたいなーって懇親会でずっと書く話をし続けているみんなのことを見ながら思ったよ。
この仕事は、真剣にやればやるほど、面白い。そして真剣にやる仲間ができると、本当に面白い!
こういう場が、たくさんできるといいな。チャレンジさせてくれた、りり子さん、ありがとうございました。
筋肉痛になるくらいのブートキャンプから一夜明けて、今日は東京女子大さんでゲスト講義させていただきます。
大学生のみなさんにも、書くことの面白さに目を向けてもらえるように、オーレは張り切って参るのであーる!
ちなみに、現場での一番人気は「取材がうまくなりたい」でした。二番人気は「ライターを続けるために」と「面白い原稿を書くには」が同数。
アーカイブはもうちょっとの期間、買えるみたいなので、興味のある方はぜひ、#さとゆみ超集中 をチェックしてくださいませ。


