検索
SHARE

団体戦的がんばりまっくす【さとゆみの今日もコレカラ/第489回】

フリーランスで仕事をして22年。その後、一人会社を設立して2年。最近一番キツイなと思うのは、一人で働くと集中力が保てなくなってきたことだ。

昔は、全方向にギンギンに集中できたし、体力もお化けだったから(今に比べたら)、どんな仕事もフルパワーでコトにあたれた。

だけど、歳をとると、本当に最後の最後の胆力がきかない。あと1日粘りたいというときに、集中力が「ご主人様、もうちょっと無理でやんす」的になる。

短期集中の仕事はまだいい。でも、書籍の仕事のような長丁場の場合、会社のプロジェクトに伴走するような場合、最初から最後までの集中力が、以前のようにはもたない。

そこでここ数年は、なるべく団体戦に持ち込むようにしている。

自分一人でできる仕事を、自分一人でやらない。

オファーがあった時点で、チームでやらせてほしいと相談する。

もちろん、プロジェクトに参加する人数が増えると、自分の身入り(たとえば原稿料や編集料)は減る。

けれども、自分以外にこのプロジェクトに関わってくれる人がいたら、集中力のもち方が全然変わる。

自分一人でやるよりも、明らかに粘りがきく。この件に関して相談できる相手がいるというだけでも、全然違う。みんながそれぞれの持ち場を頑張るから、クオリティも上がる。誰かが滞っていたら、フォローしあうこともできる。後輩の人たちに仕事の現場を見てもらうことで、少しだけど貢献できることもあると思う。なるべくいい現場経験になるようにと思ったら、やっぱり頑張れる。

そういえば以前、書籍編集者の方に「ブックライターに求めること」を聞いたことがある。その時、こんな回答をもらった。

「書籍の制作期間は長い。それだけ長い制作期間の間には、中弛みもあるし、誰かのモチベーションが落ちることもある。でも、そのつどそのつど、著者、編集者、ライターの誰かの熱量があれば、長い制作期間を乗り越えていいものができると思う。だから、ライターさんにも、『情熱を途切れさせないための1人』であってほしい」

いまは、その感じがすごおおくよくわかる。

一人じゃ頑張れないことも、チーム戦だったら頑張れたり、頼れたりするんだよなあって。

みなさんも、そんなこと、ないですか?

・・・・・・・・・

【この記事をおすすめ】

クラウドファンディング1000万円を達成されたそうです! 記事を読んで拡散くださったみなさま、応援くださったみなさま、ありがとうございました。

writer