
「!」や「!!!」を使わなくたって【今日もコレカラ/第820回】
日本語は、話し言葉と書き言葉にだいぶ距離がある言語だ。
だから、人の話や自分の話を書こうとするとまず、話し言葉を書き言葉に翻訳する必要がある。
そして、たとえばビジネス媒体などで書くときは、「書き言葉ってむずい」ではなく「書き言葉は難しい」と書く必要がある(媒体特性にもよるけれど)。
今日のライティングゼミで面白かったことは、「話し言葉を綺麗な日本語に整えると、熱量が伝わらなくなる気がする」という意見が出たことだ。
「書き言葉ってむずい!!!」
のほうが
「書き言葉は難しい」
よりも、熱量が伝わる気がするというのである。
私はこれは幻想だと思っている。
もちろん、話し言葉や「!!!」を使うことで、文章が盛り上がる側面がゼロではない。けれども、綺麗な日本語を淡々と積み上げた文章でも心が動く時は動くし、泣けるときは泣ける。というか、むしろ、そういう時の方が多い。
私の涙活?作家は浅田次郎さんだけれど、一文一文はまったくエモーショナルじゃないのに、それが重なることで涙腺が崩壊する。
つまり、熱量とか感情は、「!!!」で伝えるものではなくて、文章の構造、描写の仕方で伝わるものなんだろうなー、なんて話をしてました。
ゼミ、楽しい。
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益田ミリさんの本もやはり、「小さな小さな感情の動き」をていねいに掬っている本。大袈裟な表現は全然ない。だけど、じんわりしちゃうんだよなーということを書きました。(外部サイトに飛びます)
家族以上、彼氏以上。こんなに私のことわかってくれる人、これまでおった? 益田ミリさんの本を読むと「ご自愛」できる


