
誰の役にも立っていない清々しさ【今日もコレカラ/第912回】
今回、カミーノの道を歩き始めてすぐに思ったのは「マジで誰の役にも立たないことをやっているな」ということだ。
役に立たないどころか、息子をばあばに預けているので、むしろ人手を借りている。
そんな、誰の役にも立っていない自分が、すっごく清々しい(お母ちゃん、ありがとう)。
毎日長い距離を歩くのは、気持ちがいい。
いや、雨の中を歩いているし、意外と山道だったりして、迷子にもよくなるし、外反母趾は痛いし、水脹れはできるし、体はそれなりに疲れているのだと思うけれど、結局、この道を行くしかない(迷子なら戻るしかない)というシンプルさがいい。
「ああ、今日も無駄にダラダラ過ごしちゃったな」
とか
「あの展示会いっとくべきだったかな」
とか
「この時間に1本原稿を仕上げられたのではないか」
とか
そういう後悔が、ゼロだ。
とにかく、前に進むしかない。
そのためには、右足と左足を出さなければならない。
選択肢がないって、なんてらくちんなのだろう。
いや逆か。
選択肢があるって、まあまあしんどいよね。
この話は、また書きたい。
と、言いつつ、海沿いのルートにちょっと飽きてきたので、ここから中央(内陸)の道にルート変更。
追加で1日分(25キロほど)歩くことになるのと、山道が増えるそうなのだけれど、どっちもやってみたくて。では、大雨ですが、今日も行ってきます。
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