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怒りの観察【さとゆみの今日もコレカラ/第 94 回】

怒っている人を観察するのが好きです。

自分に向けられている怒りだとちょっとしんどいけれど、その場合だったとしても、怒っている人が何に怒っているかを観察していると、その人らしさがくっきりと見えて面白い。

怒りは「第二の感情」だと言われる。つまり、怒りの前には何が別の感情がある。

バカにされたと思って怒る。

ないがしろにされたと思って怒る。

プライドを傷つけられて怒る。

がっかりして怒る。

悲しくて怒る。

愛されたくて怒る。

 理解されたくて怒る。

誰かを怒らせることは、しないですむならしないほうが良いのだけれど、でもうっかり怒らせてしまった時は、ここがチャンスとばかりに、丸裸になるその人のことを観察するようにしている。

人は拳を振り上げている時、ノーガードだ。ああなるほど、ここがコンプレックスだったのか、などと観察する。

自身に対しての観察も面白い。

私は「人は人」と思うタイプなので、人に対して怒りを覚えることはかなり少ない方だと思う。

それでも、時々反射的に怒りが込み上げる時があって、図星の時に怒る傾向にある。子どもと言い合いになる時も、大抵は図星をつかれた時に、怒っている。何かにイラっとしたときは、ほとんどの場合、自分の落ち度に気づいた時だ。なので自分が怒っている時はだいたい自分が何が後ろめたいことをしている時だと考えるようにしている。

身内(仲間)が理不尽に傷つけられたときも怒る。自分が、がるるるるるるると牙を剥いているのがわかる。私の全力の怒りはマジで怖いので、十分に落ち着いてから対応するけれど、それでも相手が気の毒だなと思うくらいきっちり怒る。(怒った結果、そんなに理不尽じゃなかった、ごめんなさいと思うときもある)

かように「怒り」を観察するのは、面白い。

怒ったり怒られたりするのは体力がいるけれど、少なくとも本音が見えるきっかけになるので、それをした相手とは、大抵めちゃくちゃ仲良くなる。

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【この記事をおすすめ】

仕事の場合は相手が怒っている理由が明確ですよね。一見私に怒っているようだけど、そうではなくて、作業が増えることに怒っているとか、前と違う指示になっていることに怒っているとか。だから、「これを言ったら怒られるかも」はあまり気にせずに、面白い本を作るためのこだわりを貫きたいと思っています。

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