
大きな声を信用しない【さとゆみの今日もコレカラ/第 161 回】
新人、バイト、入学、転校…
新しい環境で最初にカマしてくる人は、120%「小物」です。
先週末、ダイヤモンド社の種岡さんの X の投稿に、思わず吹いた。今日から中学校生活が始まる息子の顔を思い浮かべてしまった。
最近再読した本2冊のどちらにも「大きな声で話されることを信用してはならない」と書かれていて、そしてそれがどちらも書籍の骨子だった。これはけだし真実だと思う。
自分にとって本当に大切な助言は、ちょうどいい大きさの声で聞こえてく る。不安を煽るようなものではなく、何かを攻撃するようなものではなく、ただ耳に届く。
私も、大切なことはなるべく小さな声で話すようにしている。子どもにも、人に本気で何かを伝えたいときは、できるだけ小さな声でゆっくりと、少ない言葉で話すといいよと伝えている。そのほうが耳をそば立ててもらえる。
もうひとつ。本当に大切なことは、みんな SNS に書いたりしない。
最近、一度お会いしたい、ゆっくりお話を聞きたいと思った人たちにお目にかかって、話を聞かせてもらっている。数ヶ月前にとったアポが多い。そのような人たちが話していたことは、SNS では語られていなかったことばかりだった。著者の方も多かったけれど、SNS で書いたことが本になっているのではなく、むしろ、SNS で書けなかった思考の方が書籍になっているのだなと感じることもしばしばあった。
フォロワー何万人、何十万人という拡声器を通して語られる言葉は、「仕上がった言葉」である。それが生まれるまでの内幕に、学ぶことがたくさんあった。
今期もなるべく、目立たず、小さな声で、ひそひそお話していきたいです。
【この記事もおすすめ】
僕は、メディアは将来的に、PV 数を追う必要がなくなっていくのではないかと思っています。


