
絶対王者・ダイヤモンド社【さとゆみの今日もコレカラ/第 274 回】
出版業界は斜陽だと言われるけれど、実はそうでもなくて、雑誌はしんどい ところが多いけれど、マンガ部門と書籍部門はうまくいっているところも多い。中でも、書籍業界の絶対王者といえばダイヤモンド社で、近年の書籍売れ筋ランキングを見るともともと主軸にしていたビジネス書はもちろんのこと、実用書、児童書でも、上位にずらっと食い込むのがダイヤモンド社だ。
某出版社の取締役は「エース編集者が、いつダイヤモンド社に移籍してしまうかと、いつも戦々恐々としている」と言ってらしたが、売れっこ編集者さんが気づいたらダイヤモンド社に移籍していたというのはよく聞く。私も、別の出版社でお仕事をご一緒させていただいた編集者さんで、次にお会いしたときはダイヤモンド社に移籍していたという方が何人かいる。
そのダイヤモンド社さんで書籍編集者を募集しているらしい。昨日は私のタ イムラインにそれについてポストする編集者さんのコメントが並んだ。そりゃ素晴らしい人たちが集まるはずだと思う、感慨深いポストばかりだったので、いくつか引用させていただきます。
「類書がないと企画が通らない」 「『たくさん作ったらいつか当たる』という社風」 「様子見の重版しかしない」 「本を作った後やることがない」… こういうのにうんざりしている編集者って、すごく多いと思うんですよね。 でも、若いときの「これが面白い!」って感覚は絶対に当たりますからね。 (ヘタにたくさん経験がないほうが面白い企画が生まれやすいとも感じます) それを一緒に解き放ちましょう!
『リーダーの仮面』三部作、『ストレスフリー大全』等担当編集・種岡健さん X より
「前例や類書がない」っていう理由で企画が落とされることはほんとに、ない! あと、みんな編集者同士がバチバチしてると思って入るんだけど、ほんとバチバチしてない。これはまじ。笑
『頭のいい人が話す前に考えていること』『もしも徳川家康が総理大臣になったら』等担当編集・淡路勇介さん X より
\ダイヤモンド社、編集者募集します!/
光栄にも、昨年の入社組としてインタビューいただいた記事も公開されました!たいした実績のない私が 1 冊目から 10 万部を超えられたのは、完全に会社の「文化」のおかげです。そんな話をしたので、よろしければご覧ください!
あとそうだ、これはインタビューで言い忘れてしまったけど、誰もベストセラーを諦めていないのも好きなとこ。「どうせ本が売れない時代だから」とか悲観する人がいない。すごい人ばかりだけど、同じ環境にいる人がベストセラーを出すことは、そういった希望や可能性も感じさせてくれる。
https://x.com/kazuhoi1/status/1818099809775198345 https://x.com/kazuhoi1/status/1818270772240240877
『だから僕たちは、組織を変えていける』『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』
等担当編集・石井一穂さん X より
ダイヤモンド社で書籍編集者を募集しています ・企画の自由度が高い ・働き方の自由度も高い(リモートワークとか) ・謎の会議や書類がない ・突然現れて勝手な意見だけ言う偉い人がいない といった環境なので、本づくりに集中しやすいと思います!
『わけあって絶滅しました。』『いのちを守る図鑑』等担当編集・金井弓子さん X より
自社が編集者を募集するとなったときに、こういうオーガニックな言葉で中にいる人たちのポストがずらずら並ぶ会社というのが、まず、それだけですごいと思う。どんな広告を打つより、よっぽど効果的で魅力的だと思う。
CORECOLOR でも、これまで『読みたいことを書けばいい』『1秒でつかむ』『ていねいな文章大全』などを担当された今野良介さん、ここでも引用させていただいた金井弓子さんのインタビューをさせていただいているけれど、「とにかく、書籍づくりに集中できる」「営業が強くて頼れる」「自由で管理されない」「長く売れる本づくりがしやすい環境」などとおっしゃっていた。
金井さんは、インタビューで、「環境が変われば、人の評価は変わる」ことを小学校の頃に『はてしない物語』で学習した。だから自分が評価されやすい環境に身をおくことを意識していると言ってらした。
もちろん、この文章は、ダイヤモンド社わっしょいのつもりで書いているわけじゃないし(私はとくに仕事をご一緒させていただいているわけではない)、ダイヤモンド社が合わなかったといって別の出版社に転職された方も知っている。人それぞれだと思う。
だけど、それも含めて思うこと。
置かれた場所で咲きなさいとはよく言うけれど、本気でやっても咲けない場所にいるなら、場所が違うのかもしれないと考えるのも、ありですよね。
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【この記事をおすすめ】
当時の私は遅刻常習犯だったんです。私は夜になるとどんどん活力がみなぎってくるタイプなので、自主的に毎日明け方まで近所のファミレスで仕事をして、その結果、朝起きれない。始業時間が9時なのに8時 40 分に起き
て 10 分で支度をして、タクシーの運転手さんを急かしてギリギリ会社に到着。間に合わずに遅刻することもあったので、遅刻するたびに有給が減り、
さらにタクシー出勤で金欠。もっと、出勤時間に柔軟な会社の方が自分には合っているのかも……、そんな思いもありました。


