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社会人。学生時代よりはだいぶ楽だなと思う理由【さとゆみの今日もコレカラ/第526回】

大学で講義をしたことがある。多分、全部で50回くらい。

そこでよく学生たちに話をしていたのが、「社会人は、学生ほどは大変じゃない」ということ。

最初はわりとびっくりされる。

生きるために働かなきゃいけない。稼がなきゃいけない。上司のいうことを聞かなくてはならない。学生時代のように甘い社会じゃない。そう思っている学生が多いからだ。

たしかにそういう側面もある。だけど、私が思うに、社会人は「一発勝負じゃない」「一箇所勝負じゃない」点において、学生よりだいぶ楽だと思う。

(大多数の社会人の場合)

大学入試のように一回の勝負で人生は決まらない。

失敗がしやすい。何度でもやり直しが効くケースが多い。

教授一人の評価で成績が決まるようには、評価は決まらない。

最初の会社が合わなくてもいい。何度も転職する人だって少なくない。

白と黒だけではない。グレーのゾーンが非常に広い。

稼ぐ自由もあるが、稼がず休む自由もある。

社会に出たら、私たちを縛るものはない。

もし、縛られるとしたら、自分自身の決定にのみ、縛られる。

だから、自分で考え判断するための脳の動きを、学生時代に鍛えたらいい。

そんな話を、学生たちに何度もした。

大学生たちと一緒に時間を過ごすのは、だいぶ楽しかった。

実は、10年くらい前には、客員准教授として

大学でコマを持っていたときもあった。

でも、それを辞めたのは、毎週同じ場所に通うのが苦痛で仕方なかったからだ。

当時はオンライン授業などないから、週に1回ちゃんと大学に出勤しなくてはならず、一週間以上の旅行に行けないのも嫌だった。

休んだら休んだ分、補講しなきゃいけないのも苦痛すぎた。

そんなわがままで仕事を辞めることができるのも

社会人だから、と思う。

辞めても続けても、自由なんだよね。社会人って。

「今日もコレカラ」は、毎朝7時に更新して、24時間で消える文章です。今日もコレカラ、良い一日を。

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