
落ち込んだときにすること・しないこと【今日もコレカラ/第742回】
先日、メンタルが落ちにくい人(私)は、メンタルが強いとか太いとかじゃなくて、「多い」のではないかと書いた。
血流を送る回路が何本もある。だから、どこかがダウンしてもどこかが機能して、メンタルがぷつんといったりしない。そんな話だ。
メンタルに関しては、それに加えて、視力を下げるというか、目の前に見える事象の解像度を下げるみたいなやり方で、嵐が過ぎるのを待つこともある。
目の前のトラブルに集中すると、それがどんどん肥大化していく。だからコンタクトレンズを外すようにわざと視界をぼかす。あえて物事を詳しく見ない。この「視力を下げる」は、訓練でできるようになる(と思う)。
以前、プロの音楽家の方に「耳の閉じ方」を習ったことがあって、それは物理的に耳を塞ぐのではなく、うるさい場所で耳を機能させないようにするやり方なのだけれど、それを視力のほうにも応用している。多分、訓練で誰でもできるようになる(と思う)。
視力を下げるのが難しいとしたら、物理的に強制的に視野を広げるというのもある。
これはわりと手っ取り早い解決策で、たとえば、自分のことを誰も知らない国に行ったりすると、大抵のトラブルはどうでも良くなる。
言葉の通じない国だとなおよい。誰も私のことなんか構っていないとわかると、ひろびろとした気持ちになれる。
日本以外の国の人たちは、(というと主語がでかいけれど、ここはあえて)おおかた、日本人よりはおおらかである。細かなことでいちいち目くじらを立てない人が多いし、自分中心に世界を回すことを知っている人が多いと感じる。人からの見られ方とか、日本人ほど気にしていない人が多い。
人の目線にビクビクしているときは、バリ島に行ってケチャッとか見るといいかもしれない。タイでマイペンライとか言われてもいいかもだし、モロッコでケセラセラと言われてもいいかも。
視野をどの範囲でとるか。
狭い視野ではNGなことも、広い視野ではOKになったりする。
狭い視野ではつぶさに見えることも、広い視野では取るに足らない豆粒みたいなものになるかも。
海外に行けない時は、BBCのニュースや海外のバラエティ番組を動画で流し続けているだけでもいいかもしれない。
目の前のトラブルがだいぶぼやけてくるから試してみてちょ。
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今年めちゃくちゃ売れてる小説、朝井リョウさんの『イン・ザ・メガチャーチ』を読んだ。この本の裏テーマというか、キーワードが、この「視野の取り方」だった。
一冊を通して目まぐるしく視座と視野が入れ替わるから、自分が何人もいるような感覚になる本なのだけれど、この「視野の取り方」によって、人生が変わってしまう感覚を読書で体験できたのはとても面白かった。
今日、この本についてのレビューが出るので、良ければ読んでくださいね。二宮さんの『独断と偏見』に続く、私にとっての衝撃作でした。
9時になったらアップされるので、そうしたらリンクしますね!
全登場人物が「私」すぎた! 『イン・ザ・メガチャーチ』。高みの見物のつもりがジェットコースターに乗せられてた
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