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「1万時間の法則」ってそういうことだったか【今日もコレカラ/第824回】

毎日3時間書く。
1ヶ月で90時間書くことになる。
3ヶ月で180時間。
このペースだと、「1万時間」に到達するまでに9年ちょっとかかる計算になる。

そんなことを計算したのは、これを読んだから。Xで拡散されまくっているので、読んだ人もいると思う。世界で24人しかいないレゴビルダー・三井淳平さんの記事。

考えてからでは遅すぎる

この文章はいわゆる「1万時間の法則」(何かのプロフェッショナルになるには1万時間の修練が必要だ)についての三井さんの考察だ。

すんばらしいことが書かれているので、ぜひ本文を読んでもらえたらなのですが、この文章の要点を、三井さんご自身がずばりまとめているのは後半のこの部分。

20代でこの言葉を聞いたとき、ただ「技術を身につけるまでに1万時間かかる」という意味だととらえていました。しかし、今では「考えることなくできるようになるまでに1万時間かかる」という意味に感じます。

この言語化に震えた。
三井さんの世界レベルにはほど遠いけれど、過去に1万時間費やしたことが3つある。1万時間を超えてくるとたしかに「考えることを必要とせず、ただ体が(手が)動く」ようになる。

たとえば学生時代に真面目に取り組んだテニスでいうと、「このボールを打ちたい」と思うボールはまず打てるようになるので、あとは「どのボールを打つのが一番効果的かを5手先くらいまでシミュレーションしてベストを選択する」ほうに脳を使うことになる。
選択したら、ボールを打つまでは自動だ。目をつぶっていてもできる、は言い過ぎだけれど、それに近い感覚である。

文章でいうと「これを書きたい」「こんなふうに書きたい」と思ったら、書き終わるまで書くだけになる。
なので、書き始めるまでの時間(何を軸に書こうか、どう構成しようか)がだいたい8割くらいで、実際に指を動かしている時間は2割くらい。物理的にタイピングする時間はかかるし、行きつ戻りつの推敲もするけれど、指が止まることはほとんどない。いつも思考のほうが速くて、タイピングのほうが追いつかない。書きながら考えていることもあるけれど、それだって、タイピングよりは速い。

拙著『道を継ぐ』で書いた美容師の、故鈴木三枝子さんは「絵になっている髪型は何でも作れる」と話していらした。それが、アニメのキャラの髪型でも、なんでも。
これもやはり、「手の仕事」は1万時間ですでで終わっていて、あとは「何を作るのか」を考えるほうが重要になるんだと思った。

いま私は、4つ目の1万字に挑戦しているところなのだけれど、やっぱりこのペースでは死んでも終わらねえ。1日3時間じゃ全然間に合わない。ということを、三井さんの文章を読んで考えた。
ふんどしをしめなおしますよう。

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いろんな仕事を経験して、もうこの道しかなくなっていたので、辞めようにも辞められませんでした(笑)。だから脚本の仕事を続けていくにはどうすればよいか、だけを考えていましたね。

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