
私も最近知った「文章が一気に読みやすくなる法則」その①【今日もコレカラ/第837回】
ゼミがスタートしたので、週に2日は丸っと課題の添削だけをしている人生です。
で、私が添削をするようになってから気づいた「文章が一気に読みやすくなる法則」のうち、一番指摘する回数が多い項目を。
まずは、この文章をお読みください。
・私は慌てて出かける先輩に声をかけた
この場合、慌てているのはどちらだろうか? この文章ではわからない。
こんなとき、誤読を防ぐには「、」をつければいい。
・私は慌てて、出かける先輩に声をかけた
とすれば、慌てているのは私になるし
私は慌てて出かける先輩に、声をかけた
とすれば、慌てているのは先輩になる。そんなの当たり前って思いましたよね。
だけど、これよりももっとわかりやすい書き方がある。
そもそも、自分が慌てている場合、
・出かける先輩に、私は慌てて声をかけた
と書いたほうが、よりわかりやすいし、
先輩が慌てているのであれば、
・慌てて出かける先輩に、私は声をかけた
としたほうが、よりわかりやすい。
つまり
「慌てて出かける」
「慌てて声をかける」
のように、修飾する言葉とされる言葉を近づければ、読んだ順番で理解できるから、わかりやすい。
わかりやすい文章とは、「読んだ順で理解できる文章」だ。
あったりまえじゃーんって思います? でも、意外とキャリアの長いライターさんでも、この法則を意識していない人が多い。
なーんて、偉そうに言う私も、つい数年前まで、この「修飾する言葉とされる言葉を近づける」法則をまったく意識していなかった。
ナチュラルに苦なく書いちゃう人ほど、この法則に気づいていないと思う。
ゼミで添削をするようになってから、「どうしてこの文章が読みにくいんだろう」と考えるようになって、初めて「そうか、読みにくい文章は、読んだ順番で理解できないんだ」と気づいた。
なかでも、修飾語と被修飾語が遠い文章は、「読んだ順番で理解できなくなる」例で再頻出だ。
私はMacのユーザー辞書で「しゅうしょく」と「修飾する言葉とされる言葉は近づける」と入力されるように登録しているくらい。
気づいてから自分の文章を読み返すと、5本に1本くらいは「私もやっちゃってる」と気づく。
というわけで、朝まで添削して、ゼミまで終わりましたー。みんな一生懸命書いてくれてる。もっともっとうまくなーれ! と思いながら、寝まーす。
閉店がらがら。


