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32歳ではじめて本を読む人が、まぶしかった【今日もコレカラ/第882回】

「何かに出会う」タイミングって、本当に、人それぞれ遅いも早いもないのだなあと思っている。

先日、俳優のイザエミちゃんと、『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む』について、ポッドキャスト(本に酔いたい)で話をした。(よかったらぜひ聴いてください)

この本は、2年前の本なのだけれど、読んだひとたちが口々に「(本を読んだことがなかった)みくのしんさんが羨ましすぎた」「こんなふうに本を読めるなんて!」と話していたので、ずっと気になっていたのだ。

そこには、32歳まで本を読んだことがなかった人だからこその、めくるめくエクスタシーが広がっていて、うわあああああああ、なんじゃこれ! わたしが知っている読書じゃない! たしかに! たしかに羨ましすぎるぞ!!

そして思うのだ。
本を読むでも、勉強をするでも、スポーツに打ち込むでもいいけれど。
人から首根っこ掴まれてやるのは辛い。でも、自分がそれに取り組みたいと思ったタイミングなら、楽しく取り組める。
いつも思うけれど、そのタイミングは、本人にしかわからないものなのだと思う。

勉強なんか大嫌いだったから美容師になったと言っていた知り合いが、先日、グロービスでMBAをとった。彼だって、美容師を極めようと思ったタイミングだったから、経営学を学ぼうと思ったわけで。
そういう時の学びって、本当に染み込んでいくものなんだろうなと思う。

昨日、ひさしぶりに息子に会ったら、今読んでいる本や今やっている勉強についていろいろ教えてくれた。
私は、読書も勉強も「しなさい」と言ったことはないけれど、彼も、自分で自分のタイミングを決めたようだ。

読書も勉強も、そのタイミングは学生時代じゃなくてもいいと思っていたし、社会人になってから学びたいと思ったらそれから学校に戻ってもいいんじゃないかと思っていたけれど、それが今なのであれば、きっと今やる時なんだろうねえ、なんて思った。

※「今日もコレカラ」は朝7時に更新です。バックナンバーが読めるようになりました。

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そのころ、私自身が自分の人生に行き詰っていたんです。
好きで入った舞台の世界でしたが、40歳手前になっても、アルバイトと掛け持ちの暮らし。「もっと成功するはずだったのに」「こんなはずじゃないのに」「もう舞台なんて嫌だ、やめてやる」と、自暴自棄になっていました。

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