検索
SHARE

「不登校」を考える【今日もコレカラ/第917回】

「不登校」を考える

昨年末に取材させていただき、取り組んできた原稿をアップした。
「不登校」の子どもたちのためにできた、九州初の「学びの多様化学校」についての記事だ。

大分県玖珠町(くすまち)。人口14,000人ほどの小さな町に2024年できた、「学びの多様化学校」。
当時、玖珠町の不登校の生徒は全体の11%。全国平均を大きく上回っていたこの地域に設立されたのが「くす若草小中学校」だ。
インタビューをしてくれたのは、大分にUターンしたばかりの、菜津紀。

私も実際に学校にお邪魔したのだけれど、生徒たちがとても楽しそうに勉強したりおしゃべりしていたりする様子が心に残っている。いろんな掲示物も、子どもたちが主体でさまざまな課題に取り組んでいることがわかるものだった。

とくに印象に残ったのは、この学校の運営に尽力した上田さんの

(文部科学省に入る前は)「文部科学省の中に悪い人がいて、その人が教育をダメにしている。その人が変われば良くなる」と本気で思っていました。でも入ってみたら全然違った。誰も「今のままでいい」なんて思っていないし、みんな「子どもたちがよくなってほしい」と本気で思ってる。

という言葉。

そして、

まず、先生たちと徹底的に対話をしました。相手のことがわからないままだと疑心暗鬼になってしまいます。不安になると、人はつい自分の経験の引き出しから”できること”だけを取り出してしまう。それだと新しい教育スタイルはますます受け入れられない。
でも話していくと、「子どもたちが幸せに成長していってほしい」という思いは全員に共通していました。経験も価値観も違うけれど、ゴールは一緒だったんです。そこから、みんなが目指す方向性がまとまっていったと感じます。

という言葉。

誰もが「子どもたちのために」を真剣に考えている
それを知ることが第一歩だったという話を聞いたとき、なんだか胸が熱くなった。

「不登校は問題ではない。教育の在り方そのものを、私たちみんなで考える必要がある」と語る上田さんのインタビュー。
一人でも多くの人に読んでもらいたい記事です。

ぜひご覧ください。

※「今日もコレカラ」は朝7時に更新です。バックナンバーが読めるようになりました。

writer