ネガティブケイパビリティと星座をつくる【今日もコレカラ/第996回】
先日、りり子さんとの読書会で、ネガティブケイパビリティの話になった。
ネガティブケイパビリティを検索すると、
「答えの出ない、またはすぐに解決できない不確実な事態に直面したとき、焦って性急な結論を出さずに、その宙ぶらりんな状態に耐える能力」
と出てくる。
耐える「能力」というのが、面白い。
わからないことをわからないままにしておけるのは「能力」だというわけだ。
学校の授業で習ったのとだいぶ違う。
先日の読書会で知ったのは、「わからない」ことは、人によってはわりとストレスがかかることなのだなということだ。私は「わからない」が増えるのが楽しくて本を読んでいるようなものだから、とても新鮮だった。
その意味で、私はネガティブケイパビリティが非常に高いと思う(そして多分りり子さんも)。
私の場合、脳内には問いのプールがあって、なにかわからないことがあったら、いったんそのプールに一度投げ込んでおく。そのまま忘れてしまうこともあるし、いつか何かの拍子にそのプールに投げ込んだ問いが浮上してくるときもある。一度プールから取り出してもう一度考える。まだわからない。もう一回投げ込む。
それは、自分という宇宙の中に、星を増やすような感じだ。
そういう星たちが、あるとき、何かの拍子につながって星座になることがある。
人がコネクティングドットというのは、それのことかもしれない。
それはそれは、気持ちがいい。
ふいにつながることも多いけれど、あの星とこの星をつなげて星座にしてみたいと思うときに、私は文章を書く。思ってもいない星と星がくっついて、ほにゃらら座ができる。楽しい。
わからないことをそのままにしておくのは、いつか、星座になるかも(するかも)しれない星を飼っているような感じかなと思う。
星を星のまま書いてしまうと、もったいない。そう思っちゃうの。
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手に負えない問いをもらうと、嬉しくてずっとわくわくしている。毎日ポケットから取り出しては考え、また行き止まっては、ポケットに戻す。
- Writer
- #佐藤 友美
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