令和の水戸黄門【今日もコレカラ/第1007回】
訳あって、縦型ショートドラマを何作も見ている。
だいたい
・貧乏だと見下していた人が大富豪だった
・契約結婚した相手が大富豪だった
・夫や妻に裏切られた人を見そめた人が大富豪だった
・おデブな私に優しくしてくれた人が大富豪だった
という物語が多く、この「大富豪」は、マフィアのボスとか、ヤクザの親分みたいなケースもある。
判で押したように、という言葉があるけれど、本当に金太郎飴的に、俳優の顔が変わっただけの同じストーリーが並んでいる。
こういう勧善懲悪モノは、スカッと系と呼ばれるらしい。
人を見た目で判断すると痛い目に合うよ。お金だけが人生の全てはない。みたいな教訓なのかもしれないけれど、結局のところ大富豪側も(マフィア側も)、金で相手を打ちのめすわけであって、非常に資本主義的である。
で、脳みそを停止して画面を見ていると次から次へとこういったドラマが再生されていく。
次に何が起こるか全部わかっているから、安心して見られる。
何かに似てるなと思ったら、水戸黄門だった。そうか、ショートドラマは令和の水戸黄門なんだなと思う。
20時15分に悪徳商人たちが悪巧みをして、20時40分に助さん、格さん、懲らしめてやりなさいとなり、20時47分に静まれ、静まれい。このお方をどなたと心得るか、と印籠が出てくる。
多いなるクリシェ。
そうか、おじいちゃんやおばあちゃんは、こんな感じで水戸黄門を見続けていたんだなあと思う。
VUCA時代の心の安定剤。
なんてことを思いながらのお墓参り。紅葉が綺麗だ。北海道、寒い。
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ただ純粋に、出会った人の「困りごと」を助けたいと思ったからだという。
- Writer
- #佐藤 友美