『何者』と格闘していました【今日もコレカラ/第1017回】
2日連続で、#さとりり読書会 の課題図書『何者』の読書コラムを読んだ。約40人分。そしていま、読書会を終えたところ。今日コレを書くのも忘れて講評してた。
『何者』は本当に難しい本で、いや、本としては難しくないのだけれど、自分の感想を書こうと思うと一気に難しい。
共感性羞恥から逃れて高みから書くのは許されないし、かといって、朝井さんの作家論・作品論で一矢報いられるとも思えない。過去に朝井リョウさんの『イン・ザ・メガチャーチ』について書いて爆死したことがある。なんと中身のないことを書いてしまったのか! となって、しばらく立ち直れなかった。鬼門なのだ。
というわけで、私がもし、好きな本を選んで書いて良いと言われたら、『何者』はきっと選ばない。
だから、みんなの原稿を読んでいて、「うわ、この視点があったか!」とか「こんな読み、思いつきもしなかった」という読みがたくさんあって、なんて面白いんだろう。こんなふうに、いろんな人の文章を読めることが、読書会の醍醐味だよなあと思う。
講評のしがいがあって、何度も何度も読み返していたら、ほぼ徹になってしまった。ドラえもん色の服を着ていたので、画像にうつる自分がほぼドラえもん。
そういえば、今回、『何者』を再読したとき、まったくヒリヒリしなかった。
『何者』競争から、おりたのだと思う。
それはどうしてかというと、自分よりも大事な存在ができて、その存在が『何者』にならなくてもいいから、ただただ元気でいてくれたらいいなあと、口ぽかーんと開けたアホみたいなことしか思わなくなったからだと思う。
自分にもそう思うようになった。私、何者にならなくてもいいから、元気でおれよ。そんな感じ。
みんな頑張ってくれたのに、私だけ高みの見物もずるいよな。
私も、書いてみようかな。『何者』コラム。
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私の中の狂いが疼き、こっちへ来いと誘われる。
けれども狂うには、狂うために不要なものをすべて脱ぎ捨てなくてはならない。
「あんな風には生きられねぇな」とため息をつく。
- Writer
- #佐藤 友美
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- #さとゆみの今日もコレカラ