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地球Aと地球B【さとゆみの今日もコレカラ/014】

いつも2つの地球をイメージしている。私がいる地球Aと、私のいない地球 B。2つの地球はパラレルワールドだ。私がいる地球Aの方が、Bよりも、ちょっとだけあったかくて、優しくて、まあるくなっていたらいいなと思って書いてきた。

あるとき、自分が年間 100 本書くよりも、100 人の信頼する書き手がもっと書きやすい世界を作ったほうが良いのではないかと考えた。ゼミを作り、一緒に学び、サイトを立ち上げた。みんなに地球Aと地球Bの話をした。

私たちがいるほうの地球Aを、みんながいいなあと思う地球にしていきませんか。私は、あったかく、優しく、まあるくなあれと思ってるの。みんなの地球Aはどんな感じ?

先日、国境なき医師団の村田事務局長の取材に同行した。医療ライターの梢ちゃんのインタビューだ。今、この瞬間も空爆が続くガザについて、そしてその場にとどまり医療活動を行う人たちについて話を聞いた。

取材の2日後には、初稿があがってきた。「さとゆみさん、なるべく早く出したいです」と梢ちゃんはいう。そして、「私、この原稿を、どうしてもたくさんの人に読んでもらいたいんです。どうすればもっと良くなりますか。どうすれば最後まで読んでもらえますか。何が足りないですか。どこを変えればいいですか」と、矢継ぎ早に聞かれた。

人は、自分のためだけに上手くはなれない。どうしても届けなくてはならない物語を預かってしまったら、歯を食いしばって上手くなるしかないのだ。

医療を行う人がいる。

医療を行う人を支える人がいる。

支える人を伝える人がいる。

それぞれができることをする。できることを増やすために自分を鍛える。届け、と祈り、放つ。

届け。

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