
人見知りという傲慢?【さとゆみの今日もコレカラ/038】
どの口が言うのだ感満載だが、30 代前半までは「こう見えて私、人見知りなんですぅ」とよく言っていた。初対面の人が集まる場が苦手で、大切な人のお祝いも、知り合いがいなければ欠席していた頃の話だ。
ある日、先輩に「人見知りですと言うのは、傲慢だからやめなさい」とピシャリ注意された。曰く、「自分から人見知りだと宣言するのは、『私から話しかける努力はしないので、あなたが私を気遣ってくれ』と言ってるようなもんだよ」と。そんなことを考えたこともなかった私は、恥じいった。
「生まれつき他人と話すのが得意な人なんていないんだよ。みんな勇気を出して話しかけてるんだよ。自分だけその苦労を免除されると思うな」
先輩に追い打ちをかけられ、私はしゅるしゅると小さくなった。はい、おっしゃる通りです。ごめんなさい。
以来、人見知りですと口に出すのをやめた。パーティにも参加するようになった。怖いけどみんななんとか踏ん張ってこの場に出席してるのだと想像すると、見知らぬ人に話しかけられるようになった。
この緊張を、私はいつも相手側に押し付けていたんだな。反省。
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昨夜、大阪でさとゆみゼミの関西忘年会があった。
名古屋から来てくれた人がいた。福岡から来てくれた人がいた。臨月の妊婦さんが2人もいた。遠方でも身重でも会いたいと思う仲間ができていること、嬉しいなと思う。
きっと、彼/彼女たちも、知らない人たちばかりの講座に申し込むのは勇気が必要だったろう。初回はドキドキしただろうなと考えると、尊い。
帰り際、予定日が1月だという仲間が、「産んだらまた勉強したいので、春からのアドバンスの席、空けておいてください」と言ってくれた。ゼミ中は「人見知りなので、インタビューが怖いです」とぷるぷる震えていた人だ。嬉しくて嬉しくてぎゅーっと抱きしめたかったのだけど、お腹が大きいからきゅ、くらいで我慢した。
人見知りの川をえいっと飛び越えた私たちの出会いもまた、新しい命の誕生と同じくらいの奇跡だなあ。彼女の背中を見送りながら幸せって思った。
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内容を少しでも知っていたら、その敷居の高さを敬遠して観に行かなかったであろう今回の舞台。
私が目にした美しさと苦しみは何だったのか。舞台『三人姉妹』


