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その本は、あなたのもの。【さとゆみの今日もコレカラ/第 148 回】

昨夜の出版記念トークイベントに、2年前、『書く仕事がしたい』を読んでライターになったという女性が来てくださった。

彼女は、一冊の本を手に持っていて、それはなんと彼女が書く仕事を始めてから出した著書なのだという。たった2年で、書き手になり著者にもなる。 2年あれば、人は、そんなにも変われるのだなあと感慨深い気持ちになる。

もう一人、「ひょっとしたら、僕が『本を出したい』を読んだことで本を出せるようになった読者、第一号になれるかもしれません」と来てくれた方もいた。その方は、自著を出版社に持ち込もうとしていた矢先に書店で『本を出したい』に出会い、企画書の書き方のページを読んで、提出しようとしていた企画書を書き直したそうだ。すると、企画書を送って2時間後には、ぜひ詳しい話を聞きたいと言われ、今度編集者さんと打ち合わせをするそうだ。すごい。

しかも、本に書いたように、この編集者さんの本が好きと思う人にピンポイントでアプローチしたとおっしゃるから、それもまた嬉しい。

発売まだ数日しか経っていない書籍が、誰かの人生に影響しているということ。こういう話を立て続けに聞くと、書籍はやはり、著者のものではなく、読者のものだなあと思う。

ビジネス書や実用書などの書籍には「再現性」が必要だとよく言われる。つまり著者ができたことを、読者もできるようになることが書籍の重要なポイントである。昨日のトークイベントでも「再現性」の話が出た。だが、この「再現性」も、読んでくれた方の意志があってこそだ。書き手だけでは、どこにもいけない。

届いてよかった。

見つけてくれて、ありがとうございました。

【この記事をおすすめ】そこでわかった。

僕はこの時間が好きなのだと。

素晴らしいエンタメを観て、じっくり考えるという時間が。

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