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全て最後のチャンス【さとゆみの今日もコレカラ/第 212 回】

昨夜はインスタライブを終えたあと、日付が変わるまでフローラさんと話を続けていた。

この先、作家を生業(なりわい)にしていくためにはどうすればいいのかという話をしていたときに、フローラさんは「私、今やっていることは、すべて最後のチャンスだと思っているんです」と言ってらして、それが心に刺さった。

フローラさんのほうが私よりもだいぶ若いが、私たちはともに 40 代だ。

だから、今から取り組むことは、どれをとっても今世においては最後のチャレンジになるだろう。一度ちょっとやって諦めて、10 年後にまたやり直すということには、おそらくならない。

✳︎

「1万時間の法則」とよく言われる。

スポーツでも学びでも仕事でも、何かに1万時間真剣に費やせば、ひとかどのものになるという話だ。

1日2時間 365 日続けたなら 13 年かかる。1日5時間ならば6年。

私にとって1つ目の1万時間は、5歳から 18 歳まで、安藤友美時代に取り組んだソフトテニスだった。ちょうど 13 年。一度、全国優勝をした。インターハイと国体は勝てなかったが、やりきったと思う。

2つ目の1万時間は、増田ゆみの名前で取り組んだ美容業界の仕事だ。ライターだけではなく、美容メディアの編集長、商品開発や美容院のブランディング、美容業界の人材育成にも関わった。初めてヘアページを担当したのが 25 歳で、『女の運命は髪で変わる』を出すまで、15 年。悔いなし。

3つ目の1万時間は、佐藤友美の名前で取り組んだブックライティングやインタビューの仕事。年齢がかさんできたので、一気に集中して取り組もうと思った。年間 12 冊担当した年もある。36 歳から 48 歳まで、12 年。第一人者には程遠いが、第一人者の人たちが話していることを半分くらい理解できる、くらいにはなれた気がする。

これから新たに取り組める「1万時間」は、おそらくあと、どんなに多くても3つ。現実的には、1つか2つかなと思う。

だから、これと決めた道があったとしたら。

フローラさんが言うように、今やること全てが、最後のチャンスなのだろう。

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料理人は、「学んだことをくり返す」ことによって完成度を高めるものです。

何かを変えると完成度が崩れる可能性があるから、本来、一度完成させたセオリーは崩したくない。でも、完成度にとらわれると成長が止まる。時代の変化に乗り遅れる。だから、かっこいいことを言うと「崩す勇気」を持つことが大事だと思っているんです。

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