検索
SHARE

速く走れる人はゆっくりも走れる【さとゆみの今日もコレカラ/第 219 回】

昨夜、月に2回ランニングをしている友人たちのグループに初めて参加させてもらった。まだ 30 分しか連続して走れないのだけど行ってもいい? と 聞くと、さとゆみが走れるペースに合わせるから大丈夫と言われ、夜の代官山と中目黒をみんなで走る。

メンバーは、マラソンどころか、ウルトラマラソンや山でのトレランのレースに出るような人たちだ。みんな優しくて、かわるがわる「大丈夫?  きつくない?」と声をかけてくれる。初心者の私のペースに合わせて走ってもらうのは迷惑じゃないかと最初は思っていたけれど、「レースの練習は別でしてるから大丈夫。ここはみんな楽しく走って飲むのが目的だから」と言われて、気が楽になる。

そして、当たり前なのだけれど、速く走れる人はゆっくりも走れるのだ! ということに気づいて撃たれたほどに感動した。

数学でも物理でも哲学でも、本当に理解している人は、その本質を小学生にも説明できる。

引き出しがたくさんある人は、たくさんの引き出しからひとつの方法を選ぶことができる。

走れるっていいな、わかっているっていいな、武器がたくさんあるっていいな。

100 の力があれば、10 で対処するのは朝飯前であろう。そんなことを考えながら走っていた。

そういえば、『花とお金』にも 120 を知ると 100 は笑っちゃうくらい「そんなことか」になると書かれていたな。

昨夜のスロージョグ。それでも私は最後の坂道がきつくてぜえぜえいっていたけれど、みんなはその道をおしゃべりしながら笑いながら走っていた。

いまはゆっくり 30 分走るのが精一杯の私だけど、何ヶ月後かにはこの道を、軽やかに走れるようになっているといいな。

走ることの話だけじゃなくて。

【この記事をおすすめ】

花谷:今後、トレイルランナー向けのプログラムを予定しています。現場はここから 1000 メートル上。彼らの体力が必要です。

――1000 メートル登ってやっと現場! それは猛者たちが集まりそうですね。

花谷:はりきって力を貸してくれるランナーはたくさんいると思っています。

writer