
やった「あと」に学ぶといろいろすごい【さとゆみの今日もコレカラ/第 353 回】
今週から、日本仕事百貨さんが主催する「文章で生きるゼミ」を受講している。リアル講座で12回、年末年始をはさんで3ヶ月間。これから毎週、清澄白河の会場に通うことになる。ちょっとハードだけれど、募集の告知をみて秒で申し込んだ。
申し込んだ理由その1は、校正の牟田都子さんが「講師陣を見ていたら、尊敬している人たちの名前が並んでいる。この顔ぶれの話を聞けるなんて!」とポストされていたこと。
理由その2は、だけど、悲しいかな、私は失礼ながらそのみなさんの名前を存じ上げなかったこと。知っていたのは主宰のナカムラケンタさんだけ。それも、つい先日初めて知ったばかりだった。
これはヤバい、ヤバすぎると思った。
書く仕事をしていながら、牟田さんのような方が「尊敬する人たち」とおっしゃる方たちのことを全然知らない私。こんなことで、大丈夫か? 終わってないか? と思った。
で、秒で申し込み、今週の初ゼミ参加、となったわけです。
初回はマガジンハウスの福祉のメディア「こここ」の編集長、中田一会さんのトークだった。2時間の講義+30分の懇親会、ずーっと頭をぐわんぐわん攪拌されっぱなしだった。
たとえば、何を書くかも大事だが、「どの立場から書くのか」をもっと意識しなくてはらないというお話。
「こここ」はタグラインに「福祉をたずねるクリエイティブマガジン」とある。福祉に宿るクリエイティブを、たずねてきかせてもらう。その立ち位置で書くことをみんなで共有しているという。
たとえば、「私たち」や「みなさん」という言葉を雑に使っていないかという検証。その「私たち」の言葉に疎外される人はいないか。「みなさん」からこぼれ落ちる人がいないか。
「東京出身 “にもかかわらず”」「中学生 “らしく”」「”さすが”美大生」といった言葉に、書き手の決めつけがあらわれていないか。
などなど。
会場にはこれから書く仕事をしたい人たちが多かった。20代でこの話を聞けるのは素敵だなと思う。
一方で、私のようにある程度仕事をしてから学ぶと、ひとつひとつの話の浸透率が非常に高くなるとも感じる。あれのことだ。これのことか。中田さんの話す言葉がそのまま昨日の現場、一昨日の原稿とつながる。今日の文章、明日の講義にもつながる。
これまでの経験上、何かをスタートする前の学びは大事だと思っている。これから努力するべきことの方向性を定めることで、日々の仕事への取り組み方が変わってくる。
そして、それ以上に大事なのは、ある程度自分でみっちりやってみたあとに、プロの話をもう一度聞くことだと思う。自分がやってきたことの答え合わせができたり、さらにジャンプするためのヒントがもらえる。
まだ1回目だけれど、10本の原稿を書くよりも勉強になることを聞けたし、ここ数年考えている自分の課題や、ライター業界の課題について質問することもできた。
残り11回も楽しみなのです。
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この流れで書くと、「これからライターになりたい人も、ある程度ライター経験のある人も、みんな学ぶといいよ」的なやらしいPRになっちゃうなあと思ったのだけど、たまたま今日の正午から、CCCさんで開催される「『書く』を仕事にしたい人のための、超集中ライティング講座」の申し込みが始まります。
番宣かよ! って感じになっちゃったな。仕事百貨さんの話は、違う日に書けばよかった笑。

ただ、仕事百貨さんのゼミを受けて「私も、こういう、あたたかくて安全な学びの場づくりをしたいなあ」と思ったし、講義する日まで私もパワーアップしていると思うので、よかったらみなさん、朝から晩まで吐くほど「書くを仕事にする」ことについて考えましょう。本当に、吐くほどやりたいと思っています!
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【この記事をおすすめ】
定期的にリスキリングしないと、これからの時代は生き残れない。
『4to40』のキャリア時代が終わり、『4to4』の時代に突入する。


