検索
SHARE

30代未経験スタートから20年間仕事が途切れない人になる【さとゆみの今日もコレカラ/第401回】

ライター人生がかれこれ、24年になります。

最初の15年間はファッション誌で、編集もライターもしていた。その時代に、私が直接仕事をしたイラストレーターさんはたったの3人。

イラストを扱う仕事が少なかったわけではなく、全ての仕事を、その3人にお願いしていたから。それくらい、その3人のイラストレーターさんが「スーパーしごでき」だったので、自分が指名できるときは全部その3人にお願いしていたのだ。

なかでも、一番長く、一番いろんなタイプの仕事をお願いしたのが、イラストレーターの白ふくろう舎さん。

得意とするのは、お姫様タッチの絵なのだけれど(そして、それが存分に生かされた漫画が、昨日情報解禁された『叶姉妹のファビュラス・ワールドMAX』です)、それ以外の画風の手数が多くて、どんな仕事も頼みやすかった。

最近でいうと、mimollet (ミモレ)さんのドラマな女たちのイラストは全部、白ふくろう舎さんにお願いした。カットだけではなくて、美容師さんの人生を漫画にする仕事もご一緒させてもらった。

そんな白さんが、私のライティングゼミにきてくれたのが2年半前。卒業課題に出してくださった「絵で食べていきたい」という原稿があまりにも面白かったし、これフリーランス全員読んだらいい! ってくらい役に立ちすぎるので、すぐにCORECOLORの連載の依頼をさせていただいた。

白さんの連載は、毎回とてもよく読まれていたんですよね。

・30歳、未経験からどうやってイラストレーターになったか。

・会社員時代に何を意識していたか

・初めての仕事はどうやってとったか

・仕事先をどうやって増やしていくか

・原稿料の交渉、スケジュールのやりくり

・ライバル(?)との距離の取り方、近づき方

・修正依頼にメンタルをやられない方法

などなど。

美大を卒業したわけではなく、イラストの学校に通ったわけでもなく、お菓子メーカーで働いたあと、30歳を超えてからイラストレーターになった白ふくろう舎さん。だからこその気づきや仕事の工夫が満載です。

私自身、何度も白ふくろう舎さんと仕事をしてきて、その凄さが「画力」だけではなく、「一度も締切に遅れたことがない」とか「修正になることがほとんどない(打ち合わせが綿密)、「トラブルになる前に連絡くれる」などだと思っていたので、ああ、なるほど。こんなふうに工夫されているから、仕事がやりやすかったのか! となりました。

私の経験を振り返っても、仕事先とトラブルになるときは、たいてい、原稿「以外」の場面でなのですが、白ふくろう舎さんの文章は、この「以外」の部分でのトラブルがなくなる方法がめっちゃ詳細に書かれているではないですか! 

この連載、開始当初から、イラストレーターさんだけじゃなくてゼミのライター仲間たちも「これ、ライター仕事にもそのまま当てはまる!」と大人気だったのです。

これはすごい連載になるなあ。CORECOLORが出版も手がけるようになったら、真っ先に書籍化したいなあと思い始めた頃、なんと本当に出版社さんから書籍化のご依頼をいただきました。

それが、『絵で食べていきたい! センスと才能に頼らないイラストレーターの生き残り術』(弘文堂)です。

これは自分で言うと非常に僭越なのだけど、白さんは「『書く仕事がしたい』のイラストレーター版を目指しました」とおっしゃってくれていて、なので、『書く仕事がしたい』を読んで気に入ってくださった方には、俄然、刺さると思います。

別の職業の人が書いているからこそ、「自分だったらどうするか」を考えやすくて、ライターさんにはむしろ、私の『書く仕事がしたい』以上におすすめしたい!! そして、ザルで勢い重視な私よりも、白さんのやり方のほうが、俄然安心運用です。

この本は、CORECOLORのクラウドファンディングでも発売していて、昨日、刷り上がったばかりの書籍が我が家に届き、仲間13人で発送作業を行いました。多分、書店さんに並ぶよりも早くお届けできるのではないかと思っています。

お待ちのみなさま、楽しみにしていてくださいね! (ちょっと、途中ミスがあって、封筒を開封して本を入れ直すというトラブルがあり、その方々は、封筒がごめんなさい! もちろん本は綺麗です)。

興味を持ってくださった方は、Amazonでも予約できます。CORECOLORのクラウドファンディングでご購入いただければ、サイン書籍+白さんの出版記念セミナー付きです!(司会進行はさとゆみがします)

ぜひぜひ、読んでくださいね。

過去の連載のなかでも、私がとくに好きなのは、「白鳥になりたければ白鳥の湖へ」。

writer