検索
SHARE

そういえば、才能【今日もコレカラ/第696回】

昨日「才能があると言われたことがない」と書いたけれど、そういえば一度だけあることを思い出した。

「さとゆみさんて、人を褒める時の文章が一番キレッキレですよね」と言われたことがある。そうだ! それがあるではないか! 私、人やモノの素敵なところを推すのが、すっごく好き。

今年も青山ブックセンターさんが、「333人が選ぶ夏の一冊」というフェアを開催しているのだけれど(もう終わっちゃったかな)、先日お邪魔したら私が推薦した本が売り切れていた。聞くと「かなりの冊数入れたんですけれど、すぐに売れちゃったんです。今のところ、さとゆみさんの推薦本が一番売れているくらいかも」と言われた。

100文字程度の推薦文だったのだけれど、並いる有名人のみなさんがオススメしている本の中で、手に取ってくださった方がたくさんいたことが、とても嬉しい。

ちなみに、私が書いた推薦文はこちら。

『静かに生きて考える』(森博嗣/KKベストセラーズ)
森博嗣さんの著作を読み続けて四半世紀。「本当の自由とは何か」「人間らしさとは何か」。投げかけられる問いを体の芯に置いて生きてきた。一度だけファンレターを送ったことがある。「摩擦があるから、人は地面に立つことができるのです」と返事がきた。自分と地球の接し方を変えてくれた一言だった。自分を知りたい人に。

telling,さんで書評の連載をさせていただいていたときも、いろんな著者さんから「この書評がきっかけで本が売れた」と連絡をいただいた。自分の本よりも人の本を売るのが得意みたいです。

tellingさんが休止になって、とんと書評を書かなくなったのだけれど、先月ある文芸誌さんからご依頼をいただき久しぶりにみっちりとした書評を書かせていただいた。
それがあまりに楽しくて、また書評のお仕事したいなあと思っていたら、新連載が決まった。

来月から、コンスタントに書かせていただけることなったので、いま非常に張り切っている。

書評っていろいろ制限がある媒体もありそうだけれど(よくわからない)、担当編集者さんから「さとゆみさんが読んで面白かった本を、さとゆみさんの個人的感想満載で、全力で推しまくってください」と言っていただけたので、すっごく楽しく書けそうです。

11月3日からはポッドキャストで俳優さんと2人の読書チャンネルも始まるのです。

ケーキよりも、ラーメンよりも、本をぱくぱく食べていきていく人生後半戦にしたいものだ。

※「今日もコレカラ」は朝7時に更新です。バックナンバーが読めるようになりました。

writer