
こんな大人になりたかった【今日もコレカラ/第762回】
昨日は京都の日本酒サロン「粋-sui」で1日ママの日でした。
大阪や神戸だけではなく、東京から3人、北海道から1人、青森から1人と、懐かしい顔の人たちがお店にきてくれて、驚いたり嬉しかったり。
その中の一人は、先月もふらっと京都まで飲みにきた人だ。
その彼女が「『美味しい牡蠣を食べよう』と広島まで行ってしまうような大人になりたかった」と話したのを皮切りに、みんながそれぞれ、「こんな大人になりたかった」を話してくれた。
私はカウンターのこちら側でみんなの話を聞いていたのだけれど、そういえばわたしはどんな大人になりたかったかなあと、帰り道に考えていた。
20代の時にノートに書いてぐるぐるぐるって丸までつけたのが
「誰かを褒めたとき、その相手が『うわあ、あの人に褒められた』と天にものぼるような気持ちになってしまう人間になりたい」
だった。
20代のときに考えた「こんな大人になりたい」だったけれど、実はいまでも「こんな大人になりたい」と思っている。
この目標というか、理想像は、わたしの行動指針のだいぶ根っこのあたりにある。
なぜ20代のときに突然そんなことを思ったのか、いまとなっては思い出せない。
ただ、それを目標にしたときから、
「お世辞は言わない」
「思ってもいないことは言わない」
「同意しないときは相槌をうたない」
を心がけてきた。
これが意外と難しくて。
ああ、ここでにっこり笑って「そうですね」って言えたら感じがいいんだろうなとか、モテるんだろうなとか思いながらも、ぐっと耐えてきた。
すっごいお偉いさんに「そんなの◯◯に決まってるよなあ!」とか「佐藤さんもそう思うでしょう?」などと言われても、「はい」とも言わず、うなずきもせず、ただ、ふふふ、と笑って「社長はそう思われるんですねえ」と返してきた。
これは結構胆力がいる。へその下のあたりにぐいっと力を入れてふんばる必要がある。
そんな胆力が養われたのか養われなかったのか。
そもそも養ったほうがよかったのかどうなのか。
わからないのだけれど、今日もわたしは、思ってもいないことは言わない。頑固で真面目で、ちょっと一途。
みなさんは、どんな大人になりたかったですか?
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