
10年後もちゃんと食べていけるか【今日もコレカラ/第986回】
10年先もライターとして食べていけるか。
それを考える時にいつも思い浮かべるのは、師匠でもあるブックライター・上阪徹さんのことだ。
私は、上阪さんのちょうど10歳年下になる。だから、道標のようなものである。
昨年、本を出したい人のためのコラボセミナーをご一緒させていただいた。上阪さんのブックライター塾を卒業して13年。師匠と一緒の壇上に立つのはとても嬉しいものだった。
その時に、印象的だったことが2つある。
1つは、上阪さんが「さとゆみさんは、塾生の中でとくに原稿が上手いという印象がなかった」とおっしゃったこと。
そうなのだ。
塾では毎回、いろんな人の原稿が褒められるのだけれど、私は一度も褒められたことがなかった。
そんな私が、曲がりなりにも今までライターを続けていられることは、誇りに思える。頑張ってやってきたなぁと感慨深い気持ちになった。
もう1つ。上阪さんの講義を聞いた編集者のりり子さんが、その後すぐに企画の打診をして、上阪さんの書籍が発売されたことだ。
フリーランスとしての心構えを書いた本で、あの日、りり子さんが感じた「ビジネスパーソンとしての上阪さんのあり方」が、1冊にまとまっている。
「本を出したい人のための講義」をした講師の方の本が誕生するきっかけになったのがちょっと面白かった。
あれから1年。当時非常に好評いただいた講義を、また上阪さんとご一緒させていただけることになった。今度は、ご希望の多かった大阪と福岡で開催します。
この1年間で、ライターを取り巻く環境はずいぶん変わった。AIに仕事を奪われたと感じている人も多いかもしれない。
先日も書いたけれど(AIで1冊書けるか)、今、人間のライターに仕事を頼むのであれば、圧倒的にプロのスキルが求められるなと感じる。特にブックライティングは、なかなか新人が参入しにくい場所になっていると思う。
一方で、書籍の現場ではいつでもブックライターが探されていて、良いライターがいないから、企画が積み上がったまま世の中に出ないといった話も聞く。
一度、「このライターは書ける」と思われたら、その会社のほとんどの編集者が指名してきて、半年先、1年先までスケジュールがびっしりになるという話も聞く。私自身も、昨年の講義を受けてくださったライターさんに、何本かブックライティングのお仕事をご紹介させていただいた。
昨年の講義は、「本を出したい」人にフォーカスを当てた講義だったけれど、今年は特に、「本を書くこと」についての講義時間を増やしています。
ブックライターになりたいと思っている人、自著書いてみたいと思ってる人、それらを売り込みたいと思っている人に、ぜひ来てもらえたらと思います。
募集は、今日(26日)の朝9時から。お手伝いしてくださる方の早割もありますので、ぜひチェックしてください。こちらからお申し込みできます。


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