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恋人たちの秘密の会話【さとゆみの今日もコレカラ/049】

恋人同士の秘密の言葉を採取するのが好きです。

にゃん派とわん派とぴょん派がいる。

大好きにゃーというにゃん派

好きだわんというわん派

好きぴょんというぴょん派

過去には、ちゅん派とぴー派も会ったことがあるけれど今のところ少数派閥。

いずれにしても、恋をすると人の頭は幼児化する。表に出さないだけで、二人きりのときは、大抵みんなバカップルだ。

なんで、そうなるんでしょうねと、その道のパイセンに聞いたら、「心理的安全性の確認じゃないかな」と言われた。ここだけは安全と感じる場所だから無防備に幼児化する。もしくは、ここを安全な場所だと認定するために、わざと幼児化する。犬がお腹を見せるようなものか。

にゃんわんぴょんだけじゃなく、恋人同士の間では、二人にしか通じない言葉がたくさん発明される。過去にどれほどクリエイティブな隠語を聞いたことか。

二人の間でしか使わない言葉が発明されると、その世界は無二のものになる。そこで使われる言葉は、二人にしか通じない。誰かに継承されたりもしない。だから失恋するということは、それまで住んでいた地球が消滅することと同じだ。もちろん忌引をとってよいし、しばらく喪に服して休んでいい。    逆に、恋が生まれたときは盛大に祝っていい。新しい地球が爆誕したのだ。創立記念日も新嘗祭もしたらいい。二人だけの新しいカレンダーを作ればいい。

けだし、大の大人が、にゃーにゃーわんわん言えるのは幸せだよね。

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