
そーれがきーみのタイミング☆【さとゆみの今日もコレカラ/第 162 回】
ライティングゼミをしていると、メンバーからときどき言われるのが「講義の内容が、まだうまく消化できていません」という言葉だ。
そう言われるたびに、いやいや、むしろ消化しないままずっと腹に抱えておいてくださいと伝える。
するり消化できる、のどごし豆腐みたいな学びはそもそも、その人の身体がもう知っていることである。その人の咀嚼力で胃の粘液で、なんなく消化できるということは、既に知っていることをなぞっているからだ。
裏を返せば、消化できないのは、まだ身体にその準備が整っていない状態と言える。そういうときは、そのままその違和感を持ち続けるのが良いと思う。わかる時に、わかる。そして、その「わかる時」が、その人にとってそれが本当に必要なタイミングだ。
無理やり消化したり、落とし込んだりしなくていい。無理に「落とし込ん」だりしたら、大切な何かは粉々になって身体に残らない。
これは皆、経験があると思うけれど、スポーツでも語学でも、はたまた生活習慣でも、それまでできなかったことが、ある日するりとできるようになることがある。何かを「わかる」瞬間である。一度わかってしまったら、なぜ今までできなかったのか不思議になるほど、簡単なことだと感じる。
ある日突然「こうすれば良かったのか!」と、気づくことも多い。そして気づいた瞬間に、「そういえば、あの人も、この人も、こうすれば良いとアドバイスくれていたではないか」と、驚愕する。それまでは、耳を素通りしていたのだ。
だけど、それで良い。
わかる瞬間も、気づく瞬間も、それはいつも、その人にとって最も良いタイミングで訪れる。
それがきみのタイミング。
(ただし、続けていれば)。
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