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730 日後に死ぬ私の計画【さとゆみの今日もコレカラ/第 153 回】

ここ数年、何か新しい目標を立てて計画するときは「あと、2年で死ぬとしたら」と考えてきた。

明日死ぬならできることは限られているし、10 年後だと遠すぎてリアリティが薄い。2年程度、つまり 730 日は、全力で何かに取り組むのにちょうど良い気がしている。

「100 日後に死ぬワニ」の話ではないけれど、「730 日後に死ぬ自分」と考えると、その間に何をするか、具体的なイメージがしやすい。

2年あれば、プライベートでも仕事でも、かなりの変革が起きる。

過去に、「私も子どもを作ればよかったなあと、後悔してる」と言った歳下の友人がいて、「え、今からでも遅くないじゃん」と返事したら「もういい歳だし、彼氏もいないから」と言っていたのだが、その2年後、彼女は1児の母でお腹に2人目がいた。

2年というのは、まだ出会っていない人との間に子どもを2人つくれるほどの歳月だ。

自分を振り返ると、2年前の4月は、ゼミ卒業生と繋がり続ける仕組みを作ろうと決め、CORECOLOR を構想したところだった。22 年続けたフリーランスを辞め、会社を立ち上げることにした。私があと2年で死ぬとしたら何を遺せるかと考えてこのサイトをつくった。このサイトでは、これまで 200 本を超える仲間の原稿をアップすることができている。

そのさらに2年前の春には、ある読書会でブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読み、「10 年後までに、こんな文章を書ける作家になりたい」と思った。それまで断ってきたエッセイの仕事を受けると覚悟を決めた。

あの頃は、人の話ではなく自分の話を書くことが怖くて仕方なかった。で  も、あと2年で死ぬとしたら怖がってる場合じゃない。ぷるぷると震えながら書いていた私は、いまでは肩書きにライター/エッセイストと入れるほど厚顔になっている。

今日は4月1日。

この次の2年間、730 日の間、何に命を使うのかを計画する日。次の2年間も、人生最後の2年だと思ってプランニングする。

【この記事をおすすめ】

あなたの年収が 350 万だとする。もし 500 万円残して死ぬのなら、あなた

は 500 万円分の経験を逃してしまったことになる。

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