
「やってみた」のお裾分け【さとゆみの今日もコレカラ/第545回】
土曜日に同窓会を2つはしごした。
お昼の同窓会は幹事をして、夜の同窓会は幹事の人におんぶにだっこで参加した。
昼間の同窓会はベビーとキッズだらけで、子どもが大きくなってしまった親たちはベビーを抱っこさせてもらってそのにおいを享受し、歳上の子たちが歳下の子たちの面倒を見ている姿が幸せだった。
自己紹介するときに「最近買ってよかったもの」を話してもらったのだけれど、これが良かった。子育てグッズや、産後のダイエット法など、へええの連続で、早速ポチっとしている人もいた。
信頼できる友人たちの「やってみた」「使ってみた」のお裾分けほど、ありがたいものはない。
夜の同窓会は高校のもの。こちらは同級生の集まりだったので、気になる話題も近い。お酒を飲みながら、やはり、いろんな「やってみた」や「使ってみた」が交換されていた。私もおすすめの白髪染めについて話すなど。
帰りの電車では、年齢の近い子どもがいる同士、進学や留学の話などをお裾分けしてもらう。
太古の昔、マンモスを獲ってくるチームの成果を木の実を選り分けながら待っている間。ぴちぴちぱちぱち、こういう話をずーっとしていたな。妄想のようなデジャヴのような映像がうっすらと立ち上がる。
「肉の色はここまで紫になると危ないの」「あのお魚の肝はとりのぞかないとダメ」「怪我にきくのはあの薬草で」。そんな会話をしながら、手を動かしていた。
あの時代から、私たちはお互いに「やってみた」と「使ってみた」をお裾分けしながら、にこにこ生きてきたなあと思う。
いま、それはビジネス書や実用書、インスタリールやYouTubeで買ったり見たりできるけれど。
でもやっぱり、目の前で教えてもらえる「やってみた」のお裾分けは素敵。
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