検索
SHARE

バカのAIは、バカ【今日もコレカラ/第967回】

「バカのAIは、バカ」

最近、知り合いのSNSで見かけた言葉だ。
何度読み返しても、じわじわくる。

このパワーワードが生まれた経緯は、こうだ。

ある人が、

みんなと同じようなプロンプトを入力しても、自分のAIの答えはみんなと違う。
ひょっとしてAIは、ユーザーの知的レベルを認識して、解答のレベルを調整しているのではないか

という主旨の投稿をしていた。

そこについたコメントが

その通りです。
コイツに難しいこと言ってもわからないだろうなとAIが判断したら、レベルを落とした解答をしてきます。
つまり、バカのAIは、バカ。

といった内容のものだった。

\\\\\バカのAIは、バカ//////

身も蓋もない。
そして、なかなかキビシイ。
が、この時代における、ありとあらゆる示唆を詰め込んだワードのような気がしてならない。
声に出して読みたい日本語だ。

先週、「生成AI時代における書籍の役割」をテーマにした、データ100人カイギに参加した。

興味深い話ばかりだったのだけれど、中でもなるほど! と思ったのが、YouTube番組「数理の弾丸」の船蔵さんのピッチ。
何かを学ぼうとする際に、AIを活用するのがよいケースと、書籍などの別の方法を活用した方が良い場合の棲み分けについての話だった。

船蔵さんいわく、AIで学ぶことが有効なのは
・その分野の知識がすでに深い
かつ
・狭い範囲の知識を知りたい
の場合のみ、という話だった。

表示されていたのは、こんな図だったと思う(記憶を頼りに書いているので、詳細が違ったらごめんなさい)

これは非常に納得がいった。

「ライティング初心者がAIで書いた原稿が読めたものにならない」とよく言われるのも、なるほど、こういう理由なのだなあと腹落ちした。

たとえAIでも、アウトプットは、インプットする人のレベルを超えない。

※「今日もコレカラ」は朝7時に更新です。バックナンバーが読めるようになりました。

【この記事もおすすめ】
いかがですか?  皆さん、理解できましたか?
もしかしたら、さらっと読んで「これはこれで、別に悪くないのでは」と感じる方がいるかもしれない。ただ、編集を生業としている人なら「このレベルの原稿では使えない」と考えるだろう。

writer