
「しつこい人生」は続く【今日もコレカラ/第612回】
私の特性のひとつに「しつこい」がある。
宣伝会議さんの編集・ライター養成講座を生徒として受けたとき、「いつかこの場所で登壇する側になりたい」と思った。
最終回が終わったあと、こっそり講師席の方に立ってみた。そうか、こういう景色か。それを記憶して帰った。
その10年後だっただろうか。上阪塾の仲間に声をかけていただき、宣伝会議さんで卒業生による無料講座をやるのだが、そこに参加しないかと言われた。
キタ! と思った。
この時、涼しい顔をして登壇したけれど、実は本番までに何度もシミュレーションを繰り返し練習をした。この日会った宣伝会議の方に、ほかにもこんな講演ができますとアピールした。
その後、「評判が良かったので、また是非無料講座してください」と言われた時には、「本講座の講師であれば、ぜひ」と答えた。次の年に本講座を任せてもらえるようになった。当時、たしか、講師陣の中で最年少だったのではないか。
その講座が『書く仕事がしたい』につながり、さとゆみゼミにつながっていく。
そういえば、生徒の時、卒業課題は提出しなかったけれど企画案までは発表していた。その企画を4年後に出版社に持ち込んだところ、書籍化された。私の書籍ライターデビュー作になり、たしか3刷までいったと思う。
ものごとにはタイミングみたいなものがある気がする。
今は無理でもいつかやってみたいと思うことは、脳に刻むようにしている。
あの人みたいになりたいと思ったら「次は私の番」と心の中で唱えることにしている。
シャモニーにいます。
5年前、さとなおラボの仲間がウルトラマラソンに出るのをみんなで応援して、そのままロンドン、アイラ島まで一緒に旅行しようという企画があった。チケットも宿も手配していたけれど、コロナで断念した。
あの時も、いつかリベンジしようと思ったんだよな。
エミレーツのチケットを、キャンセルではなく2年保留したのはそのためだった。
みんなと一緒ではなかったけれど、結局エミレーツは捨てたけれど、今かも、と思ってきてみた。
大雪山の麓で育ったから、山も雪も見慣れていると思っていたけれど、人生でも何本かの指に入る、感動的なモンブランの景色を見て、きてよかったなと思う。
お山が、ね。鉛筆削りで削ったみたいな山だったよ。
「しつこい人生」は続く。
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