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人生が変わった1冊の本【今日もコレカラ/第635回】

『書く仕事がしたい』を読んでライターを目指しましたと言われたことが、これまでに55回くらいある。これは本当にすごいことだなあと思う。1冊の本が、その人の職業を変えてしまうのだ。
かくいう私自身もある1冊の本を読んで職業を変えた。『職業、ブックライター。』というタイトルの本である。

本を読むきっかけになったのは、飲み会である装丁家の人とお会いしたことだった。
もうすぐ35歳。ファッション誌のライターとして、この先のキャリアパスを描けなくなっていた頃のことである。いつまでも10代、20代の雑誌のライターを続けられるイメージが湧かない。何でもウェブで検索するのが当たり前になって、私が主戦場としていたヘアカタログもどんどん廃刊が決まっていた。

ヘアライターとして70歳まで食べていける気がしない。もっとインタビューの仕事を増やしたい。でもファッション誌で働く限り、インタビュー原稿の仕事は限られている。どこに行けば仕事があるのだろう。
そんなことを考えていた私に、その装丁家の方は「ブックライターという職業、知ってる?」と、上阪徹さんの本を紹介してくれた。

読んでびっくりした。
世の中に出ているベストセラーの多くに、ライターが入っているというのだ。
え、みんな、自分で書いてないの? と驚き、この仕事こそ、私がやりたかった仕事かもしれないと思った。

朝に読み始めて、夕方に読み終わり、今でも覚えているけれど日付が変わるころに仕事から帰ってきた夫(元)に、「私、このブックライターという仕事を始めるから、雑誌の仕事は全部やめるね。しばらく収入なくなるかもだけれど」と宣言した。

とはいったものの、同じ出版業界でも雑誌の部署と書籍の部署ではほとんど交流がない。
それまで多くの出版社で仕事をさせてもらっていたものの、書籍編集者の知り合いは一人もいなくて、何をとっかかりにしていいのかわからなかった。
ただ、いろんな人に「ブックライターになりたいんです」と触れ回っていたら、知り合いの一人が「来週上阪徹さんと飲むけれど、くる?」と声をかけてくれた。もちろん、行く! 行きます! と答えた。

その飲み会の席で、「ブックライターになりたいんです」と上阪さんにお伝えしたら、「ちょうどブックライター塾が始まるんですよ」と教えてくださった。
その塾代は当時の私にとっては”清水値段”だったけれど、その場でケータイで申し込んだ。私は、上阪徹のブックライター塾の1期生になった。

それから12年経つ。
上阪さんの本をきっかけに、人生が大きく変わったと感じている。上阪さんの本に出会わなかったら、私はライターをやめていたかもしれないとも思う。

そんな、恩人でもあり師匠でもある上阪さんと、本を出したい人のための講座をさせていただくことになった。
12年前の私にこのことを話したら、びっくりぽんだろう。

先日予約サイトがオープンしたのだけれど、私が告知するよりも前に、「サイト見たよ」とほうぼうから連絡がきた。口々に「ものすごい豪華な内容ですね」と言われた。私も、本当に豪華な内容だと思う。

実は昨年、上阪さんの「著者になりたい人のための講義」を受けた。
その内容が本当に勉強になったので、今回、上阪さんに負けないくらい役立つ話ができるように、今から準備を進めている。

8月1日の正午に予約開始です。
著者になりたい方はもちろんですが、ブックライターになりたい人、ブックライターとして著者さんの企画を持ち込みたい人もぜひ!
すでに10名以上から、「申し込むつもりです」と連絡をいただいている。
早割があるのと、人数限定なので、ご興味のある方は8月1日にお申し込みいただくのがいいかもです。
アーカイブも販売されるのですが、会場限定の大質問会があるので、可能だったら会場が良いかも!

私が一番、楽しみ。
張り切りまーす!

【本日7月27日は、京都の日本酒サロン「粋」さんでママをしています】
よろしければ、遊びにきてくださいね。金魚の浴衣でお待ちしております。

※「今日もコレカラ」は朝7時に更新です。バックナンバーが読めるようになりました。

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