
「私は私のことが好きです」【今日もコレカラ/第660回】
先日、『僕には鳥の言葉がわかる』に感動したと書いたばかりなのだけれど、もうひとつ。最近読んで衝撃的に感動した文章がある。
道重さゆみさんが引退する時にブログに公開した12枚の手紙だ。
私は道重さんのことを詳しく知らない。実は人生で初めて行ったコンサートはモーニング娘。のコンサートだったけれど、その時はまだ道重さんはメンバーではなかった。
だから私はこの文章を、「あまりよく存じ上げない方が書いた文章」として読んだのだけれど、ものすごいことが書いてあると思った。
もし私がその権利を持っているならば、この手紙は中学校の国語の教科書に推薦したい。日本中の学生が読んだらいいんじゃないかと思うくらいだ。
この文章の何がすごいのか。
考えながら、この数日でもう、10回は読んだ。
まず、こんなにもちゃんと「私」が主語になっている文章を久しぶりに読んだ。
借り物ではない、自分だけの言葉がちゃんと製造できる方なのだと思った。
「道重さゆみちゃんのまわりは、天才。」
「私の曲は『神曲』だらけです」
「私の幸せのために、みんなが絶対に幸せでいてください!」
「『私がいることで幸せだった』って言いたいでしょ。わかるよ、私も同じだから」
「忘れたくない思い出は絶対に忘れないし、思い出すたびに最新になるから」
「みんなよりみんなのこと愛しているから」
https://ameblo.jp/sayumimichishige-blog/
次々繰り出されるパンチラインもすごいのだけれど、その根底にある揺るがない思想に泣きそうになる。
「私は私のことが好きです。それは私じゃなければみんなに出会えなかったし、みんなに出会える運命だった、自分のことが好き」
https://ameblo.jp/sayumimichishige-blog/
アイドルだから、ではなく。有名人だから、ファンが多いからではなく。
いろんな人がこんなふうに考えられたら素敵だなあと思う。
「みんな」じゃなくて「あなた」であってもいいのかもしれない
「私は私のことが好きです。それは私じゃなければあなたに出会えなかったし、あなたに出会える運命だった、自分のことが好き」
そんなことが言える相手が一人でもいたらもう、その人生は優勝なんじゃないか。
道重さゆみさんのブログはこちら
※「今日もコレカラ」は朝7時に更新です。バックナンバーが読めるようになりました。
【この記事もおすすめ】
「読んだあと、この本をあなたにあげたいと思った」と母は言った。


