
”元カレ”の悪口【今日もコレカラ/第719回】
昔、美容師さん向けのセミナーをしていた時のこと。
雑誌の読者からよく聞く「美容師さんへの要望」を伝書鳩のように伝えていた。
そのなかで、なるほどと思ったのが「美容院を変えた時、前の美容師のカットやカラーをけなされたらとても嫌な気持ちになる」という意見だった。こういう意見は非常に多かった。
美容師さんの気持ち的には「自分の方が技術が上手い」とか「うちならもっといいカット、カラーができる」を伝えたいのだと思うけれど、お客様の気持ちを想像してあげてほしい。
お客様にしてみたら、これまでの何年か信頼して通っていた人のことを否定されるのだ。そして、過去の美容師さんを否定されるということは、過去の自分の選択まで否定された気持ちになる。
それってすごく自己肯定感が下がることなのだよなと思う。自分が元カレの悪口を言うのはいいけれど、友達に元カレの悪口を言われるとちょっと嫌な気持ちになるのと同じだ(いや、逆にすっきりするケースもあるか)。
昨日、契約しなかったトレーニングジムの話を書いたけれど、あの時もうひとつモヤっとしたのは、他の店を否定するような発言があったからだ。
これは私自身もやりがちなので気をつけなきゃなのだけれど、何かを褒める時に、他を下げる必要はない。
これは、原稿でも同じ。ゼミでもよく話題にする。
なんてことも思い出したから、結果、いいジム体験でしたことよ。
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上から目線で忠告されそうだったり、啓蒙されると感じたら人は読まない傾向があります。
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