
10年前の6月6日。人生が変わった日。【今日もコレカラ/第943回】
10年前の2016年6月6日、『女の運命は髪で決まる』が発売になった。
この本は、サンマーク出版さんの著者になるゼミでプレゼンをしたあと、編集者の方に声をかけてもらって出版の運びになった本だけれど、実際のプレゼンのときの評価は散々だった。
当時、世の中にヘアカタログはあったけれど、ヘア本はほとんどなかった。
「髪の本を出したところで、書店に”棚”がない」
「メイクの本じゃダメなんですか?」
「髪に興味がある人なんて、いるのかな?」
それまでは、自分の企画が書籍化できるとは全然思っていなかった。サンマーク出版の敏腕編集者さんたちの講義が聞けただけで十分モトをとったと思っていたのだけれど、この時、スイッチが入った。
これほどまでに「髪の重要性」って認知されていないんだ。だったら、絶対に書きたい!!!
そう思ったのだ。
幸運にもプレゼンを聞いてくださっていた編集者さんの中に、この企画に興味を持ってくださった方がいて、『女の運命は髪で決まる』は日の目を見ることとなった。
それまで人の本を書いたことはあったけれど、自分の書籍を書くのは初めてだ(正確には美容業界専門の本は4冊著作があったのだけれど、一般の人に向けての書籍は初めてだった)。
私は2人の担当編集者さんとライターさんに取材を受けて、そのテープ起こしをもとに原稿を書くという作り方をした。
この作り方は、自分にとてもあっていたと思う。
ゲラも色校も青焼きも、全部編集者の方と直接対面して一字一句修正をしていった。ルビをふるかどうかで30分くらい議論したことがあったし、タイトルを決めるときは深夜3時まで電話で話をした。
まあ、売れないでしょうと言われていたし、担当編集者さんにも「売れる、売れないにかかわらず、世の中に出したほうがいい本はあるので」と言われていたのだけれど、あれよあれよというまに、発売前重版が決まり、発売2ヶ月半で7万部を突破した。
最終的に19刷まで重版された。電子書籍も合わせると、10万部を超えたと思う。
あれよあれよ、と書いたけれど、1冊でも多くの人の手に届くようにと、できることはなんでもした。
当時は毎日3、4時間、メッセンジャーのやりとりをしていたと思う。
以下は、飯高悠太さんとの対談「日本全国にいる”この本を知らない人”に届けたい 発売2ヶ月半で7万部を達成したベストセラー著者
でお話した内容。
発売してすぐに、Facebookのメッセンジャーをつかって「本が出ました」というメッセージと、感想付きのチラシのPDFを送りました。Facebookの「友達」は3,000人、フォロワーが8,000人くらいいるんだけれど、ほぼ全員に送りました。
さとなおさんから受けた影響はすごく大きいと思う。「最初に出会った10人のファンをとことん大事にして、そのファンの方々をもてなしていけば、そこから数万人に届いていく」と、さとなおさんに言われたことがあって。
出版記念パーティには、全国から美容師さんやライターの友人たちが駆けつけてくれた。
みんなで、美容業界を盛り上げていこう! この本が売れたら、もっともっと髪の本が世の中に出るかもしれない! みたいなことを話し合ったなあと懐かしく思い出す。
パーティ参加者全員の紹介ブックを作った!(書籍を作るよりも時間かかった!)
たくさんのテレビ出演に、雑誌出演。本に関する講演は、1年間で80回も登壇させてもらった。
本を書くときの手探りの感じ。
本を出す前のどきどきした気持ち。
ライターではなく「著者」になる葛藤。
読者の方々からの感想を受け取る気持ち。
いろんな場所で本について話をさせてもらえること。
海外での講演も!
こんな経験をさせてもらったことは、本当にありがたかったと思う。
10年。
もう、10年も経つのかとも思うし、まだ10年しか経っていないのだなとも思う。
人生が変わった一冊だったと思う。
読者さんの人生も変わっていたらいいなあと思う。
折しも、先日取材させていただいた大学生協の書店さんには、つい数ヶ月前まで、『女の運命は髪で決まる』を置いていたんですよと言ってもらえた。10年経っても読んでもらえる本。作らせてもらったことに本当に感謝しています。
さて。ここから10年。
次の仕事をするのだ。
※「今日もコレカラ」は朝7時に更新です。バックナンバーが読めるようになりました。
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サンマーク出版さんの著者養成講座を受けていた時、企画が通った段階で「見た目に説得力をもたせてください」って言われたんです。それって、見た目がダメだってことじゃないですか。だから、すごい傷ついたんですよ!でも、これはメイクして髪もブローして、痩せろということだと思って、半年で13キロダイエットしました。これも本のプロモーションのためです。
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