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ウィキペディアでみる「注目の人 週間ランキング」/第15回【2023年 11/11〜11/17】

長年ウィキペディアを眺め、寄稿し続けた運ちゃんが、ウィキペディア日本版のページビュー(以下PV)上位者を「PV増の理由」と共にお届けします。今週の注目トピックは「ラグビー」と「アナウンサー」です!

まずは、ウィキペディアページのPVがこの1週間で多かった「注目の人TOP3」を確認してみましょう。

1位は奥森皐月さん、2位と3位は亡くなったKANさん、平尾誠二さんでした。今週の21人を曜日ごとに振り返ってみましょう。

11月11日(土)のPVランキング

1位:故・平尾誠二(ラグビー:53歳没/ひらお せいじ)       
【PV増の理由:TVドラマ】テレビ朝日『友情〜平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」〜』(主演は本木雅弘さん)の原作主人公で話題に。1982年(19歳)にラグビー日本代表に選出。1985年、英国リッチモンドにラグビー留学。1986年、神戸製鋼に入社。日本代表として35試合に出場し、ラグビーW杯に統一には3大会(1987年、1991年、1995年)に出場。1997年から2000年までは日本代表の監督に就任。2016年、胆管細胞癌で死去。市立伏見工業高等学校、同志社大学商学部、同志社大学大学院政策科学総合研究科(修士課程)修了。京都府京都市出身。

2位:故・大橋純子(音楽:73歳没/おおはし じゅんこ)                     

【PV増の理由:訃報】食道がんの再発で死去。2018年に初期のがんであることを公表していた。1974年に上京し歌手デビュー。1979年、作曲家の佐藤健さんと結婚。『NHK紅白歌合戦』に出場。1982年TBS『日本レコード大賞』最優秀歌唱賞を受賞。シングル34枚、オリジナルアルバム22枚など多数の作品をリリースした。北海道夕張北高等学校卒業。藤女子短期大学、北海道夕張市出身。

3位:X JAPAN(音楽/エックスジャパン)【PV増の理由:メンバーの訃報】メンバーのHEATHさんの訃報に関してバンドとして公式コメントを発表した。1982年に当時高校生だったYOSHIKIさん(58歳)とToshIさん(58歳)を中心に千葉県館山市で結成。1989年にXとしてメジャーデビュー。1992年にX JAPANに改名。1997年に解散も2007年に再結成。1991年から『NHK紅白歌合戦』に4年連続出場し、2017年までに計8回出場。

ドラマ化で大きな注目が集まった「ミスターラグビー」こと平尾誠二さんの訃報報道日(2016/10/20)PVは27.5万でした。

今年ラグビーW杯フランス大会では日本代表戦は、時差の関係で朝4時からの開始が2試合ありました。また、善戦したものの2敗しベスト8に進むことができませんでした。そのためか、ラグビー関係者でウィキペディアPV数が爆増した方は、2019年のラグビーW杯日本大会と比べると残念ながら少なかったです。前回のW杯では、現在は引退し医学部に進学した福岡堅樹さん(31歳)、2023年大会でも活躍した松島幸太朗さん(30歳)の両ウイングが1日で20万PV超えを達成していました。来月から日本ではじまるジャパンラグビーリーグワンには、今年のラグビーW杯決勝戦に出場した選手や世界各国の代表スター選手が多数出場します。次回2027年のラグビーW杯オーストラリア大会に向けて、日本ラグビーの更なるレベルアップと新たなスター選手の登場を期待しています。

11月12日(日)のPVランキング

2位:仲間由紀恵(女優:44歳/なかま ゆきえ)

【PV増の理由:TVトーク】TBS『日曜日の初耳学』「インタビュアー林修」に出演。常盤貴子さんとのプライベートでの交流やママ友で女優の杏さんの話をした。1994年にデビュー。2000年テレビ朝日『TRICK』、2002年日本テレビ『ごくせん』に主演。2005年から2009年まで『NHK紅白歌合戦』で司会を4回担当。2014年に俳優の田中哲司さんと結婚。2018年双子の男子の母に。2016年からフジテレビ『MUSIC FAIR』の司会を担当。沖縄県浦添市出身。

3位:水上恒司(俳優:24歳/みずかみ こうし)

【PV増の理由:Yahoo!ニュース】エンタメニュースサイト『クランクイン!』のインタビュー記事、「水上恒司、改名後の1年『まさかここまでお仕事を頂けるとは思っていなかった』」が話題になった。現在はNHK朝ドラ『ブギウギ』、今年公開の映画『OUT』、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』に出演。2018年にデビュー。2022年、映画『死刑にいたる病』に初主演。2022年まで、岡田健史の名義で活動していた。創成館高等学校(長崎県)、福岡県福岡市出身。

4位:カズン(音楽)

【PV増の理由:TV音楽】フジテレビ『千鳥の鬼レンチャン』の「サビだけカラオケ」に古賀いずみさんが出演した。2時間SPで、他にも水森かおりさん、野呂佳代さんが出演。1992年、古賀いずみさん(56歳/こが いずみ)と漆戸啓さん(50歳/うるしど ひろし)の従姉弟同士デュオを結成。1995年、シングル3枚目「冬のファンタジー」でブレイク。シングル14枚、オリジナルアルバム9枚をリリース。

11月13日(月)のPVランキング

1位:奥森皐月(タレント:19歳/おくもり さつき)

【PV増の理由:結婚】お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気さん(37歳)との結婚で話題に。交際は今年からで、出会いは2017年、中学生の時にテレビ東京系『おはスタ』で共演していた。2006年、子役としてデビュー。2008年、3歳でNHK『にほんごであそぼ』にレギュラー出演。2016年「私立輝女学園(3期)」メンバーとして1年間活動。2020年NHK『すイエんサー』にレギュラー出演。

2位:神田憲次(政治:60歳/かんだ けんじ)

【PV増の理由:報道】税理士でありながら納税を怠っていた報道を受けて、財務副大臣を辞任。後任には赤沢亮正さん。1991年に税理士登録し、2000年に税理士事務所を開業。2012年、自由民主党公認で愛知5区で衆院選初当選し4期目。2023年9月に財務副大臣に就任した。崇徳高等学校(広島県)卒業。中京大学大学院法学研究科修士課程、愛知学院大学大学院商学研究科修士課程修了。大分県玖珠郡出身。

3位:笹崎里菜(アナウンサー:31歳/ささざき りな)

【PV増の理由:Yahoo!ニュース】年内をもって日本テレビを退社との記事。2015年に日本テレビにアナウンサーとして入社し、『シューイチ』などに出演。2022年には『バゲット』を担当。2017年からはラグビー取材班に女性アナウンサーとして唯一加わり、ラグビーW杯中継でも活躍。特技はクラシックバレエ。実践女子学園高等学校、東洋英和女学院大学国際社会学部卒業。神奈川県横浜市出身。

アナウンサーは、今回のような退社がニュースになることからも、注目度が高い職業です。過去14回の連載で半分の7回ランクインしています。

2016年以降のTOP3は、1位と3位が滝川クリステルさん(46歳/237.3万PV:2019/8/7)と夏目三久さん(39歳/68.2万PV:2021/4/2)の結婚報道で、2位は故・小林麻央さん(34歳没/119.3万PV:2017/6/23)の訃報報道です。今年話題になったアナウンサーの「1日のPV数」TOP3の1位は水卜麻美さん(36歳/34.9万PV:2023/3/25)の結婚報道で、2位と3位は、故・桜井堅一朗さん(47歳没/32.2万PV:2023/5/9)と故・高井美紀さん(55歳没/32.2万PV:2023/2/2)の訃報報道でした。

11月14日(火)のPVランキング

2位:故・竹内結子(女優:40歳没/たけうち ゆうこ)

【PV増の理由:報道】元夫の中村獅童さん(51歳/なかむら しどう)さんが、超歌舞伎『今昔饗宴千本桜』の記者会見で、二人の間に2005年に生まれた息子について「忘れたことは1日もない」と言及し話題に。1995年デビュー。1999年NHK朝ドラ『あすか』、2002年フジテレビ『ランチの女王』に主演。2005年から2008年まで中村獅童さんと結婚。2019年に俳優の中林大樹さんと結婚し、2020年に男児誕生。2020年に死去。埼玉県さいたま市出身。

3位:西川龍馬(野球:28歳/にしかわ りょうま)

【PV増の理由:報道】フリーエージェント(FA)権行使の書類を、広島東洋カープに提出した。今季は4番を務めた外野手で、通算5度もシーズン100安打以上だった。敦賀気比高等学校(福井県)卒業後、社会人野球の王子製紙を経て2016年に広島に入団(ドラフト5位)。年俸1億2000万円(2023年)。大阪府大阪市出身。

4位:故・三浦徳子(音楽:75歳没/みうら よしこ)

【PV増の理由:訃報】肺炎のため死去。1977年に作詞家としてデビュー。松田聖子さん「裸足の季節」「夏の扉」、杏里さん「CAT’S EYE」、郷ひろみさん「お嫁サンバ」、吉川晃司さん「モニカ」、沢田研二さん「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」、八神純子さん「みずいろの雨」、早見優さん「夏色のナンシー」、工藤静香さん「嵐の素顔」など、多数のヒット作を手掛け 、1980年代作詞家総売上で女性1位となった。青森県立弘前中央高等学校、明治学院大学卒業。青森県弘前市出身。

11月15日(水)のPVランキング

1位:池田純矢(俳優:31歳/いけだ じゅんや)

【PV増の理由:Yahoo!ニュース】特殊詐欺に関わったとして逮捕されていたが、警視庁城東署が窃盗の疑いで再逮捕との報道。声優として出演した作品は順次無音化・後任選定などの対応を進めている。2006年にデビュー。2011年、スーパー戦隊シリーズ『海賊戦隊ゴーカイジャー』(主演は小澤亮太さん)に出演。2013年に声優デビュー。趣味は裁判傍聴。大阪府出身。

2位:金賢姫(元工作員:61歳/キム・ヒョンヒ)

【PV増の理由:TVバラエティ】TBS『ワールド極限ミステリー』で特集された。番組の司会は恵俊彰さん、高島彩さん。1987年に「大韓航空機爆破事件」を実行。1989年に死刑判決が確定。翌1990年に盧泰愚さん(当時の韓国大統領/ノ・テウ)によって恩赦された。1997年に結婚し、1男1女の母に。2010年に事件以来、初めて韓国を出国し訪日。日本語が堪能。

3位:新納慎也(俳優:48歳/にいろ しんや)

【PV増の理由:TVドラマ】NHK朝ドラ『ブギウギ』に演出家・松永大星役で出演し話題に。1991年にモデルとしてデビュー。2008年、テレビ朝日『仮面ライダーキバ』キング役で出演。2016年、NHK大河『真田丸』に豊臣秀次役で出演。2022年、NHK大河『鎌倉殿の13人』に阿野全成役で出演。大阪芸術大学舞台芸術学科、兵庫県神戸市出身。

11月16日(木)のPVランキング


1位:高木聡一朗(俳優:37歳/たかき そういちろう)

【PV増の理由:報道】東京都青少年健全育成条例違反の疑いで愛知県警南署に逮捕され、所属事務所が契約解除を発表した。2007年にデビューし、主に舞台を中心に活動。俳優業の傍ら会社経営もしていた。山口県下関市出身。

2位:尚玄(俳優:45歳/しょうげん)

【PV増の理由:Yahoo!ニュース】妻で歌手のMay J.さん(35歳/メイ・ジェイ)がX(旧Twitter/フォロワー28万)で第1子出産を報告した。2022年6月に結婚。2004年、25歳で俳優デビュー。2006年、映画『昔むかし〜化けもの寺』に主演。大学卒業後、バックパックで世界中を40か国以上旅をしていた経験がある。沖縄県立那覇高等学校、亜細亜大学卒業。沖縄県那覇市出身。

3位:INI(音楽:男性11人組/アイエヌアイ)

【PV増の理由:TV音楽】日本テレビ『ベストヒット歌謡祭』に2021年に歌手デビューした同期としてBE:FIRSTさん共にデビュー曲「Rocketeer」を歌い、なにわ男子さんの「The Answer」でコラボするなどの共演が話題となった。韓国発祥のオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』の最終回で結成。年齢は21歳から26歳。11月13日(月)に発表された2023年の『NHK紅白歌合戦』出場者には名前がなかった。

11月17日(金)のPVランキング

1位:KAN(音楽:61歳没/かん)

【PV増の理由:訃報】1984年にヤマハ「East West’84」決戦大会で優秀賞を受賞。1987年にデビュー。1991年、「愛は勝つ」が、フジテレビ『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』エンディングテーマに採用され、200万枚の大ヒットに。『NHK紅白歌合戦』に出場。2002年から2年半、学生としてフランスに在住。シングル35枚、オリジナルアルバム17枚をリリース。2023年3月にメッケル憩室癌を公表していた。福岡県立城南高等学校、法政大学社会学部卒業。福岡県福岡市出身。

2位:万波中正(野球:23歳/まんなみ ちゅうせい)

【PV増の理由:野球】野球日本代表(侍ジャパン)として、「アジアプロ野球チャンピオンシップ」で韓国と対戦。飛距離129メートルのホームランを打ち、勝利(2ー1)に貢献した。2019年に北海道日本ハムファイターズにドラフト4位で入団。2022年から開幕一軍で外野手として活躍。年俸は2000万円(2023年)。身長192cm。横浜高等学校卒業。父はコンゴ民主共和国出身。岡山県備前市生まれ、東京都練馬区出身。

4位::大谷翔平(野球:29歳/おおたに しょうへい)

【PV増の理由:野球】大リーグ史上初となる2度目の満票でMVPを受賞した。また、日本全国2万校の小学校に低学年用グラブを3個(右利き用2個、左利き用1個)ずつ、計6万個を寄贈し話題に。エンゼルスからFA(フリーエージェント)となりチーム移籍で記録的な900億円級契約になると予想されている。2013年に入団した北海道日本ハムファイターズから、大リーグのロサンゼルス・エンゼルスに2018年移籍。投手とバッターの両方で好成績を残し、2023年の年俸は野球のみで約43億円。花巻東高等学校卒業。岩手県水沢市出身。

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秋ドラマはフジテレビ『パリピ孔明』を観ています。三国志の諸葛孔明が現代に転生し、日本の音楽業界で働くというぶっ飛んだストーリーが大好きで、毎週とても楽しみにしています。今週最もハマったウィキペディアページは「タマちゃん」です。そういえば2002年の新語・流行語大賞でした。20年以上前に多摩川で人気になった「アゴヒゲアザラシ」の話題がまさかドラマに出てくるとはビックリ。また来週〜。

本ランキングは、ウィキペディア日本語版のPVから、人物名・グループ名ではないもの、歴史上の人物(100年以上前に生まれ、既に亡くなっている人)、プライバシーに配慮が必要な人を削除し、100の位以下を切捨て表記して作成しています。

文/運ちゃん

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