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ラブレター【さとゆみの今日もコレカラ/034】

好きな人の話を聞くのが好きだ。友人の旅の話を聞くのが好き。仲間の取材の話を聞くのが好き。息子の学校の話を聞くのが好き。恋人が読んだ本の話を聞くのが好き。

話を聞きながら、彼/彼女らが見たであろう光景を想像する。爪先立ちして自分の目の玉を、相手の目の玉の位置に合わせる。話を聞きながら映像を目の前に広げる。左右に視線をスクロールすると、景色が途切れるところがあるから、もちょっと詳しく聞かせてとせがむ。

好きな人と同じものを見るのはもっと好き。同じ瞬間同じ場所で同じ方向を見ていても、まるで違うものを見ているのが楽しい。その時もやっぱり、彼/彼女に見えた景色を見せてもらう。ふふふ、私たち本当に同じ場所にいたのかなってくらい、違う映像を見ている。

好きな人とは、お互いを見つめ合うよりも、同じものを違う目ん玉で見てるんだなあと感じるのが好き。

心を動かされることがあったら、この景色をあの人に見せたいと思って毛穴を開く。このたぷんとした空気の肌触りを、遠くから聞こえる子どもの声を、鼻先をくすぐる葉っぱのにおいを、なるべく深く吸い込む。一度ゆっくり眼を閉じて、瞼でシャッターを切る。

今度会った時に話そう、と思っても大抵は口に出さない。会うといろいろ忙しくて、抱えてきた景色を紐解く前に時間が過ぎる。

だから私は言葉を書く。

友人に、仲間に、息子に、恋人に向けて、あの日私はこんな景色を見たのですと、書いている。書き上がると安心する。もう、忘れても大丈夫だと思う。

ときどきそのラブレターを瓶に入れて web の大きな海に放る。瓶は流れ流れ着いて、誰かに拾われる。私が書いた言葉たちが、それを拾ってくれた人たちの記憶と結びついて新しい映像が生まれたのを知る。その景色を見たくて、また私は背伸びする。目の玉を合わせにいくと、見たことのない光景が広がっていることがある。

それがね、また、たのしいの。

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『The Days』が、今でもずっと脳内で再生されています。

4年前の、夢の続き。『Nissy Entertainment 4th LIVE 〜DOME TOUR〜』セミファイナルを観て

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