
Back ground atmosphere.【さとゆみの今日もコレカラ/第 89 回】
札幌のビジネスホテルにいる。
10 日間で神戸、小豆島、高松、徳島、淡路島、神戸、東京、札幌、花巻、東京、山梨の綱渡り行脚。取材が 5 つ、セミナーを 4 回。今回は子連れ。
毎日パソコンの充電だけ満タンにしてバックパックに背負い、どこででも書く。
この一週間だけでも、フェリーの中で書き、船着場で書き、バスの中で書き、飛行機の中で書き、車の後部座席で書き、温泉の待合で書き、タクシーで書き、テントの中で書き、カフェで書き、ホテルのロビーで書いた。
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自著は意識的に家を離れ一気に書きあげることにしている。ホテル代には初版の印税分をあてる。
『女の運命は髪で変わる』は新宿のヒルトンホテルで書いた。
『道を継ぐ』は目黒雅叙園で。
『髪のこと、これで、ぜんぶ。』は直島で書いた。
『書く仕事がしたい』は時間がかかって、北海道、神山、京都で書きみなとみらいでリライトした。
『本を出したい』はほとんど京都、その後北海道で。
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時々、過去の原稿と再会すると、その文章から土地のにおいがする時がある。私は音楽を聴かないから文章の BGM はないのだけれど、BGA はあるなと思う。Back ground atmosphere.
日の出が早かったなとか、海の風が冷たかったとか、地元の高校生と話したなとか。
旅をしながら転々と生きていきたいなと 20 代の頃に思った。そうなるように動いてきて、半分くらい叶っている。この先は海外をフラフラしたい。
今日は息子がスノボに行くというので、たぶんスキー場のロッジで書くことになると思う。
防寒対策バッチリで、手袋だけは指先のないものをはめていく。
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【この記事をおすすめ】
個室で過ごす時間はとても快適で、仕事もいつもより捗った。滞在した他のメンバーもほとんど個室にこもって仕事をしていた。私たちのグループはちょうど最強寒波が訪れた頃に滞在したので、外は風がとても強くビュービューと吹きつける音が部屋の中に響いていた。その音さえも心地良かった。ふと小さい頃に見たくまのプーさんが風の強い日にお出かけする話を思い出した。そう言えば、プーさん自身も考えるための場所を持っていたことも。
