
気になる人の落とし方【さとゆみの今日もコレカラ/第 187 回】
品のないタイトルである。
男でも女でも原理は同じなのだけれど、経験的に男性に対しての方がやや効果を発揮しやすいのではないかと思う話を。
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先日 WILL 発掘ワークというワークショップを受けた話は昨日書いたのだが、このワークを受けた人の感想に「これ、婚活系のイベントでやればカップル続出しそう」というものがあった。というのも、「このワークショップ、ペアになった人のことを好きになってしまう!」とのことで、周りにいた人たちも皆、ぶんぶん頷いていた。
それ、わかる。
ワークショップ では、2人1組になってひたすら自分の過去、現在、未来について相手に聞いてもらう。そして感想をフィードバックしてもらい、自分が大切にしている価値観を言語化していく。
自分の幼少期について話したり、好きなもの許せないもの、人生におけるターニングポイント、影響を受けた本や映画……。こんなにも自分のことを人に話し続ける経験は滅多にない。パートナーにもしたことのない話をすることも多い。しかもそれを全て好意的に受け止めて「ここが面白い」「その考えが独特で素敵」と指摘してくれるのだ。ひたすら自己肯定感があがる時間 である。
そんなん、惚れてしまうやろ、というやつである。
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ファッション誌でヘアライターをしていた頃、この人とは絶対に仲良くなりたいと思った美容師さんをお食事に誘って5時間半話を聞くことを続けていた。
夕方 18 時にスタートして終電に間に合う 23 時半まで。毎回、その人の好きなものを 10 個聞いていた。5時間半だから、ひとつの好きなものに対して 30 分ちかく質問を重ねることになる。
そんなに話すことがあるのかと思うかもしれないけれど、5時間半で終わらず続きはまた今度ということもよくあったし、2軒目に移動して朝まで聞いたこともあった(今気づいたけれど、WILL ワークに照らし合わせるなら別冊8〜9ページの「偏愛」部分だけを5時間半聞き続けていたことになる)。
これをすると、ほとんどの人から、「今までの人生で、誰にも話したことがない話をしたよ」と言われる。多分 15 人くらいの美容師さんの話を聞いたけれど、男女問わずみな心から信頼できる仕事仲間になった。何を実現したくて仕事をしているのか。その価値観はいつどのように生まれたのか。それを知って付き合うと、本気でいい仕事ができると感じる。
プライベートでもときどきこっそり試してみた。
百発百中は言い過ぎだけど、でもまあだいたいそんな感じ。好きな人ができたら、せっせと口説くよりも5時間半聞いたほうが断然早い。
彼氏が欲しいという友人にこの方法を教えたら、モテすぎて大変なことになったので、今は封印しているという。いい話だ。
オチはない。
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人に焦点を当てるのが、うちの媒体の特徴なので、まずは、お生まれはどちらですか? から始まって、生い立ちから聞いていきますね。そして、い わゆる普通と違うその人のオリジナリティに出会ったら、根掘り葉掘り聞いていきます。「何をしている時に楽しさを感じるか」は必ず聞きます。人によっては、その楽しさは仕事の中に無い場合もありますが、何に快楽を感じるのかは、その人の大事な価値観だと思っているので。


