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恋愛と結婚の天国と地獄【さとゆみの今日もコレカラ/第 194 回】

過日女子会で、恋愛かしましトークが展開された。どのような曲線を描いて「好き」が増えピークを迎え恋が終わるかについて、みなそれぞれのピークポイント傾向を語り、いずれにせよいつか目減りしていくのが恋愛曲線であるから、結婚なんてうっかりのぼせてないとできないよね、などという話になった。

家に帰ってきてから考えたのは、だがしかし、昔の貴族の女性たちはそもそも結婚相手自体を知らぬまま嫁いだんだよなあということ。

大河ドラマの『光る君へ』で、吉田羊さん演じる藤原詮子は、「帝の子を産んでほしい」との一族の期待を背負って入内するのだけれど、「お顔が好きになれなかったらどうしよう。好きなタイプの顔の人じゃないと、子を宿せるかわからない」というような台詞を言っていて、それな of それと思った。

『光る君へ』に関しては、たらればさんの Twitter(X)を読みながら鑑賞するのが楽しい。この時代の結婚に関して投稿をされていて、盛大に吹いたあと真顔になってしまった。

「顔も性格も声も分からず、名前と官位くらいしか知らない相手と結婚」、というといまいちピンとこない令和の我々に、「当日夜に御簾をくぐってくるまで、結婚相手がロバート実資さんか町田公任さんか柄本道長さんか分からない、ってだいぶしんどくね?」と学ばせる今年の大河、やはり秀逸。

https://x.com/tarareba722/status/1772065490069823652
https://x.com/tarareba722/status/1772065490069823652

先の詮子は、顔も知らずに入内したあと帝を好きになり子を産む。そこまでであれば幸せな話だが、その後は寵愛を失うことの苦しさにもがく。

ひるがえって令和に生きる私たちは、顔も性格も知り尽くして結婚し、それはそこまでであれば幸せな話だが、いつしか互いが疎ましくなって別れることもある。

まこと1対1の組み合わせが無限であるだけに、その化学反応も無限で、過去の経験に学ぶことができない。

努力や継続でだいたいのことが上向きになるこの時代に、コスパやタイパといった言葉が意味をなさないレベルでままならないのが恋愛であるからして。選べないからの苦悩と、選び選ばれたはずなのにの苦悩と、天国から地獄までジェットコースターぜんぶ味わえるあたりが、やはり究極にエンターテインメントであるなと思う。なるべくしときたい。

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「なんでそこまでハマってるの?」と聞かれると、うまく答えられない。「いや吉高由里子の演技が上手で」「柄本佑が色っぽくてびっくりなんだよね」、そんな通り一遍の言葉では言い表せない何かに惹きつけられている。

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