
わからないことをわかろうとしないでください【さとゆみの今日もコレカラ/第 211 回】
今、読んでいる本は、4読目だ。その本には「わからないことを、わかろうとしないでください」と繰返し書かれている。
人は、「わからないこと」に出会うと、過去の自分の経験や常識に照らし合わせてその「わからないこと」を解釈しようとする。結果的に、自分が理解できる範囲で「わかったこと」にしてしまう。それが失敗のもとだ、というようなことが書かれている。
2読目のときまでは、この文章の意味がさっぱりわからなかった。3読目のときに、ちょっと何かにピンときて、昨日4読目ではじめて「ああ、そういうことだったか」と腑に落ちた。
今日現在、私はこの言葉を、
人は、自分の理解できる範囲でしか理解ができない。だから、わからないことを無理やりわかろうとすると、矮小化して理解してしまうし、その時期の自分サイズに極小化された(もしくは自分の指向性に曲解された)理解に基づいて行動してしまう(だからうまくいかない)。
そうじゃなくて、自分がほんとうに「わかるようになる」タイミングまで、そのままにしておくのが大事だ。わかるようになったときが、それを本当に理解できるタイミングであり、その人にとって良いタイミングである。無理矢理わかったことにすると、その良いタイミングを逃す。
と、とらえている。
わかるようになると、「というか、最初からそう書かれていたじゃないか。3読目までは、どうしてわからなかったのだろう」と、不思議に思う。
そういえば! ライティングゼミのメンバーから「今日の話はまだ消化できていないので、ちゃんと落とし込みます」などと言われたら。「消化しようとしたり、落とし込もうとしたらダメ。ずっとそのままもやもや抱えていて。いつか突然わかるようになるから。わかるようになった時が、できるようになる時だから」と言い続けてきたではないか。無理矢理消化させちゃダメ、「落とし込 ん」だりしちゃもったいない、と思っていた。
本のタイトルは『花とお金』という。帯には「お金持ちを始めましょう」と書かれているけれど、本書は、哲学書である。ここしばらく読んだ本の中で、この本ほど考えさせられた本はない。ほとんど毎日、バッグに入れて持ち歩いていた。京都で読み始め、神山で読み返し、新幹線でまた読み、東京で書き写しした。
今夜、この本の著者のフローラさんと 20 時からインスタライブをする。聞きたいことが山とある。対談したあと、新しい扉が開くのではないか(私の)と期待している。よかったら聴きに来てくださいね。本を読んでいなくても大丈夫です。
【この記事をおすすめ】
闘病記ではない。この本は、私のための本だ。


