
顧客満足度とお子様満足度【さとゆみの今日もコレカラ/第 319 回】
セミナー講師的な講演的な仕事をするようになって15年経つ。10人規模から、4000人規模まで。一番多い時は年間80本ほど講演をしていた。
いろんなシチュエーションで話をしてきたけれど、5年ほど前に気づいたことがある。講師、つまり私が話す時間が短ければ短いほど、参加者の満足度があがるということだ。ほぼ正比例。いや反比例か。
せっかくお金を払ってきてくれているのだから、あれもこれもたくさん教えてあげたいと思って詰め込んだ講義よりも、「みなさんどう思います?」と問いを投げかけて話し合ってもらったり、ワークをしてもらったりしたほうが、「いい話が聞けた」と言われる。
たしかに、ほとんどの知識や技術は、「知っているだけ」では役に立たなくて、「使えてナンボ」である。講師から教えてもらったことより、その問いに触発されて自分で気づいたこと、自分で語ったこと、手を動かしたことのほうが、その後「使える」知識や技術になる。
最初の頃は講師としてサボっているような気がしていたけれど、「教えようとしない」ほうが、あきらかに顧客満足度はあがる。
私たちの脳は、自分で決めたことほど、一生懸命やりたがるのだ。
子育ても似ている気がする。
話を聞き、質問だけして、何をするかは本人に決めてもらう。私が何かを教えるよりお子様満足度が高いように観察される。
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【この記事をおすすめ】
子どもたちが学び、考える力をつけるには、親である私自身が子どもと対話を続け、一緒に考え続けることを諦めないことなのではないか。


