
モテる読書【さとゆみの今日もコレカラ/第380回】
昔、ある女性タレントさんに取材させてもらった時のこと。
その方は、コメンテーターとして引っ張りだこで、当意即妙な返しが気持ち良い、クレバーな方だった。
番組スタッフや共演者の方々に周辺取材させてもらった時も、誰もが彼女の性格の良さ、勉強熱心さを褒めていた。
こんなに敵のいない人、ファンの多い人も滅多にいないだろうという感じ。
具体的に、どんなところが彼女の素晴らしさなのですか? と聞いた時に、何人かが答えていたのが「たとえば、おすすめした本を、次に会うときまでに必ず読んで感想を伝えてくれること」だった。
ああ、それは愛されるだろうなと思った。
多くの人はアドバイスを求めるわりに、実践しない。
これは、アドバイスをしてもらう立場でも、その逆でも実感することだ。
おすすめの本はありますか? と聞いたのに読まなかった経験はたくさんある(ごめんなさい)。そして、聞かれたから答えたのに、読んだ気配がないなあと思うこともたくさんある(いいんだよ)。
それで相手のことを嫌いになったりはしないけれど、そこで、「あの本読みました!」と言われたり、感想を伝えてもらったりしたらものすごく嬉しいし、また何か良い情報があったら伝えたいと思う。
仕事のシーンだけじゃない。
恋愛もほんまにコレで、私が知ってるモテる男女は、好きな人からお勧めされた本や映画をすぐにチェックする。時間が有り余ってる学生時代の話じゃないよ。めちゃくちゃ忙しくてそんな時間あるの? という人ほど、ちゃんと相手の「好き」を知ろうとする。そりゃあ、モテるだろうなと思う。
こういうのって、マメともいうけれど、おそらく純粋に相手への好奇心が強いからこそできるのだろうと思う。
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先日「狙った相手は百発百中落とせる」と言っていた凄腕コンサルタントの方にその極意を聞いたら、相手のSNSを何年も遡って、その人が読んだ本、影響を受けたであろう本などを、片端からチェックする、と言っていた。本棚の写真が写っていたりしたら拡大して確認するのだとか。
で、ごくたまに、会話の中にさりげなくそれらの本から引用した言葉を使う。相手は、え、あの本読んだ? となって会話が弾む。
「これがね、効くのよ❤︎」とその方は言っていたけれど、それはめちゃくちゃ効くだろうなと思ったよ。仕事でも、恋でも。
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