
愛される場所【さとゆみの今日もコレカラ/第416回】
今年ももうすぐ終わりだけれど、今年私が一番可愛い顔して写っていた写真は、友人夫妻の赤ちゃんを抱っこさせてもらっているときのものだ。
私はもともと垂れ目なのだけれど、写真に写る私は、その垂れ目が限界まで垂れていて、眉も下がりまくっていて、信じられないくらい口角があがっていて、幸せまみれな顔をしている。
そのときの動画も誰かが撮っていてくれたのだけど、「うわあああ、かわいい、かわいい、かわいい、いいにおいだよううう。かわいいよううううう。わたしももう一人ほしいようううう」と語彙も表情筋も崩壊している。
昔は子どもが苦手だった。仲間内の集まりに友達が子どもを連れてきていても、とくに触れたいとも思わなかった。ところが、今はどうだろう。
赤ちゃんのあの角質のない足の裏! あのすべすべ感。あの赤ちゃんでしかかげない頭のにおい! 寝落ちしそうなときのあの重さと全身から発光するような温かさ。
すべてが尊くて、お布施するから、抱かせて。と、なる。
昨日、さとゆみゼミの最古参、5年前に出会ったメンバーが、私の家で5年ぶりの同期会を企画してくれた。半休取ってきてくれた人もいたし、遠くは四国から日帰りできてくれた人もいる。
そこに、今年生まれたばかりの赤ちゃんを連れてきてくれたママがいて、そこには小学校に入るくらいの子どもがいる人たちが多かったから、もう、その赤ちゃんをみんなで取り合うように抱っこする時間になった。
3時間の間、その赤ちゃんは、ずっと誰かの腕に抱かれ、さわさわされ、ミルクを与えてもらって、ベランダで夕日を見せてもらって、寝落ちするまでトントンしてもらっていた。もちろん、私も抱っこして匂いをかいで、そして足裏をさわって、至福〜となっていた。
赤ちゃんを連れてきたママは「こんなに楽ちんなことないわー!」「赤ちゃん、今夜はさとゆみさんちに泊めてもらったら?」など言いながら、楽しそうに爆飲爆食していた。
こういう空間は、幸せだなあと思う。
もしも、いま、子育てが大変で孤独でしんどい日が多い人は、子どもが少し大きくなった先輩たちの集まりに赤ちゃんを連れてくといいと思う。
同い年の子どもがいるママ友と会うのもいいけれど、先輩ママたちの中に連れて行くと、これでもかというくらい歓待してもらえると思うよ。
今年、そういうシーンが4回あったけれど、どのときも参加したメンバーが「連れてきてくれてありがとうーーー」と、赤ちゃん連れの人を拝んでいた。
そのうちの一人は、「はじめて子どもを外に連れ出したけれど、こんなにも、自分の子どもがみんなに愛してもらえるんだと知って、涙が出た」と、あとでメッセージをくれた。
こういう幸せな空間が、たくさんあるといいなあと思う。
どっちも幸せ。「愛されてる」を感じられる場所。
そんな場所が、たくさんあるといいなあ。
来年は、そういう場所を積極的に作りたいなあと思っているのです。
赤ちゃんの話だけじゃなくて。
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あれ、産むときも育てるときも、ひとりじゃないじゃん。


