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『書く仕事がしたい』を、いま、書き直すなら【さとゆみの今日もコレカラ/第480回】

先日『書く仕事がしたい』の読書会で「いま、読み返して『ここは修正したい』『いまは考えが変わった』と思うところはないか?」との質問をもらった。

これは、とても面白い質問で、私も最近よく考えていたので即答できた。

「書く仕事で生きていくのに最も重要なのは、文章力ではありません」の部分だ。カバーの袖部分(折り返したところ)にオレンジ色で刷られている言葉である。

正確にいうと、この文章自体は修正しなくてもいいと思っているが、もう少し言葉を追加して説明しなくてはならなくなったと思っている。

なぜかというと、時代が変わったからだ。

2021年の出版時と一番大きく変わったのは、AIの台頭。

『書く仕事がしたい』に、私は、文章力は圧倒的じゃなくてもいい、「正しく+わかりやすく」書ければ十分だと書いた。

なぜなら、プロのライターを名乗る人たちでも、その時点まで到達していない書き手が半数はいると思っていたからだ(編集者にアンケートをしたら6割が到達していないと言った人が一番多かった。ついで、7割)。

だから、「正しく+わかりやすく」書ければ十分平均点以上で、圧倒的な文章力がなくても、それ以外のコミュニケーション能力や、インタビュー能力や、企画力などを組み合わせて生きていけると書いた。

が、AIが文章を書くようになったいま、「正しく+わかりやすく書けないライター」はそもそも淘汰されてしまうだろう。

そうなると、以前は平均ラインだった「正しく+わかりやすく書く」は、最低ラインになるだろうと思われる(プロフェッショナルな職業としては正常な状態になったと言える)。

だから

①以前偏差値50だった文章力では、今は35くらいになってしまう。

②その上で、現在の偏差値50(かつては60,70)はキープしようと思ったら、相対的に今のほうが文章力が求められる。

③ただし、偏差値50(かつての60,70)の人たちの中で差別化するためには、やはり、「書くこと以外」も相当大事という結論は変わらない。

という感じかなあ。

加えて

④AIの変な原稿を直すためにも、文章力は必要

という要素もある。

非常にブーメランなことを書いています。

どきどき。

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あれから2年、なかなか上手くいかないけれど「次はライターになる」という目標のスタートラインになんとか立つことができた。

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